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変えるのは目的から

明日は、市民公開講座「生活と市民活動に役立つメモ術」(全4回)の3回目の講義を担当させていただきます。

テーマは、手帳・ノートの使い方・活用のしかたです。

長年、試行錯誤して編み出したやり方を、必要としている方に、わかりやすく解説したり、「やってみよう!」と思ってもらえるようにワークを考えるのは、とても楽しいです。

受講してくださっている方の大半は、手書きが好きで、メモやノートによく記録する方で、もっとうまく書いたり、活用できないかと思っている方々です。

毎回、休憩時間にも講座が終わってからも、たくさんご質問をいただいて、その方によりフィットした書き方や活用のしかたを一緒に考えるのも、私にとって良い勉強になっています。

普段から手書きで書き慣れている人、書く習慣がついている人の多くは、出来るだけ自分のスタイル(やり方)を変えずに、ちょっとした工夫や改善ができればいいと思っていらっしゃいます。

例えば、拙書「手書き・3分割で情報を整理する 3スプリットメモ術」(同文舘出版)にまとめたメモの8つのルールは、やっていないことを取り入れると、わかりやすく読みやすいメモに変わります。

しかし、ちょい足しでなかなか変わらない場合は、目的から見直す必要があります。

メモもノートも、書いて終わるものではなく、何かのために書くものですが、メモやノートによく書く人は、書くことが目的になっている場合が多いです。

・たくさん書かなければ!
・書き洩らしたら大変なことになるかも…!
・こんなにたくさんメモした!!

しかし、それは何のためのメモなのか?
書いたものをどのように活用したいのか?

それが不明確なまま、ただ、ただ、せっせと書いている人は多いです。

そういう記録は、後で読み返しても解読不能だったり、どこに何を書いたか、探すの時間がかかったり、不要な内容ばかりで、活用したい情報が少なかったり…。

それでは、時間と労力のムダだと思うのです。
たくさん書くことが大事なのではなく、必要なことをわかりやすく、読み返しやすく書いて、必要なときに活用するために書く。

良い書き方ややり方を学んでも、なかなかそれを取り入れられないときは、「何のために書いて、どう活用したいのか?」から見つめ直す必要があると思っています。



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