知らなかっただけ
今日からまた、新入社員研修&企業研修の毎日です。
23日まで、土日も休みなく研修とセミナーが続きます。
4月は、1年で最も研修が集中する時期。しかも私の場合は、コロナ感染拡大以前から現在も、オンラインではなく、ずっと対面で研修を行っています。パワーポイントも使わず、資料はペーパー。
ワークが多いので、ずっと立ちっぱなし、歩きっぱなしです。
そんな研修を休みなく1か月続けますから、何よりも体調管理が大事です。
オンラインは便利ですが、ずっと続けていると運動不足、スタミナ不足になってしまいます。
コンスタントに対面研修を続け、出張や移動も公共交通機関、週末や本業がお休みの日は、朝5時前に起きて、自転車で片道約30分かけて配送センターに行き、仕分けと積み込みのアルバイト。
そんな毎日を送っているから、約1か月、フルタイムの対面研修が続いても全然大丈夫です。
今日は卸業組合が主催する、合同新入社員研修でした。
「最近の新入社員や若手社員はメモを取らない」とおっしゃる方がいますが、「取らない」のではなく「取り方を知らないだけ」なのです。
自分が学生時代のことをイメージしてそんな戯言を言っている方たちは、ぜひ大学の講義を受けてみてください。ホワイトボードなんて使う先生が少なくなっているのですから…。学生たちも、メモやノートをどのようにとっていいか?知らないし、わからないのです。
社会人でも、プロジェクターに投影されたパワーポイントを、メモも取らずに聞いている方は多いし、社長の講話を聴くときも、会議のときも、目的を持ってメモを取っている人は少ないと思うのですが…。
私は、メモは自分の仕事をサポートしてくれる最強のパートナーだと思っています。だから、新入社員研修では、「メモの取り方」を講義するのではなく、皆さんが自然に筆記具を持ってメモを取れるよう、ワークの中に仕込んでいます。
今日も、研修の後半には、みんなお互いの話をメモを取りながら聞いていましたし、提出してもらったレポートには、感想や今後の取り組み目標がぎっしり書いてありました。レポートを書き終わった方、何人かに今日の受講感想を伺うと「ここに書ききれないほど、たくさんのことに気づきました!これから実践することはテキストに書いています!」と話しくださいました。
どんなことも、「わかっていない」「できない」と決めつけるのではなく、「知らないだけかもしれない」と思って、確認しながら大切なことを伝えていく。講師である前に、それが少し先を歩いている大人としての義務であり、役割であると私は考えています。
明日も全力で担当します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?