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「記録する」の先に視点を置く
今年の手帳を、使い始めて2ヶ月半が過ぎました。今年も着々と、ページが埋まっています。
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ほぼ日手帳を使い始めて、13年目に入りました。毎年、手帳を買い換える時期を迎えても、他の手帳に目移りすることなく、ほぼ日手帳を購入しています。
デジタル時代になって久しく、年々進化を遂げている一方で、紙の手帳も年々、様々な新しい手帳が販売されています。
手帳によってフォームは多少異なります。
使っていた手帳の使い勝手が良くないため、別の手帳に切り替える方も多くいらっしゃいます。
しかし、どのフォームも、所詮、既製品ですから、何の補正もせず、自分のサイズにピッタリ合うものは少ないのです。
そして手帳を購入する際、多くの方は、書き方にこだわられています。
どう記録するか?
どう際立たせるか?
つまり、書くことが目的であり、少しでも見栄えよく書きたいと思われているように私には見えます。
私は書く/記録することを、最終目的にしているわけではありません。
別の何かに活用することを決め、その活用がスムーズに行えることを最終目的にしています。別の何かとは、
報告書や企画書、テキストの作成
受講生へのコメント
SNSやブログを通しての発信 など
これらの最終目的のために、探したり、思い出したり、考えこんだりする手間を省くために手帳を活用しています。
ですから、既製のフォームをそのまま使わずアレンジして使っています。
目的がはっきりしていて、どうアレンジするかがわかっていれば、どこのメーカーの手帳でも構いません。
日々のアウトプットを大切にしたいので、365日分たくさん書くことができて、大好きな方眼仕様になっているのが気に入って、ほぼ日手帳を使うようになりました。
13年使い続けていますが、使い方は、年々進化しています。13年目にして、ようやく、使いやすい書き方に落ち着いてきたかな?と思っています。
どう変化したかというと、
・必要な内容が、探しやすくなった。
・書き方を工夫し続けたことで、内容を加工しやすくなった。
つまり、本来の仕事の効率化が図られているということです。
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長年、続けていると、1ページにまとめる時間もかなりスピードアップしました。
13年前は、1ページにまとめるのに、30分かかっていましたが、今は、15分を切っています。
あまり、字が乱れずに下書きなしで出来事や考えをまとめられるようになったのは、継続の賜物です。
どのように書くか?については、日々ちょっとした使いにくさを感じたときに、振り返りながら、改善や工夫につなげています。
「とりあえずここに、あそこに、と思って書いているからこんなに探すことになったんだ」
「打ち合わせの内容だけでなく、作成のポイントまで書いておけばよかった」
「この内容は、必要なかったな。書かない方が流れがわかりやすい!」
このような振り返りや工夫が拙書「手書き・3分割で情報を整理する 3スプリットメモ術」(同文舘出版)の出版につながりました。
出版したのは、一昨年の9月でしたから、その後も、手帳やメモの活用、セミナーや研修で皆さまと共有することでさらに進化しています。
この先、この手帳がさらにどのように進化していくか楽しみです。
最後に、字がきれいではないので、手書きは苦手です」と、ご相談されることがたまにあります。
字は、書き慣れていくと整ってきます。
手帳もメモも、基本的に人に見せるものではないので、別にきれいに書かなくても自分がわかればいいと思っています。
ただ、書き慣れていくと良いことが2つあります。
それは、
①早く書ける
②そのときのコンディションや心情が読み取れる
ということです。
手帳を読み返すときに、②がその日によって異なっていて、どういう状態で書いたかも思い出せるのが、楽しみの一つです。