タイトルは第一印象
先日、研修を運営されている事務局の方から、研修タイトルについてご連絡がはいりました。
接遇・マナーの研修を担当させていただくことになっているのですが、あまりにストレートすぎていたので、
テーマの変更をご提案しました。
ご提示いただいたタイトルを見ると、応対の実情がわかりました。事務局の方とのやり取りでも、困惑されている様子が伝わってきました。
企業研修は、受講者の変容を促し、課題や問題の解決・改善につなげることが目的です。
現場で起きている問題を把握し、事務局のご要望に応えるのは講師の務めです。
しかし、講師は同時に、受講者に「改善しよう!」と思ってもらえるように促し、導いていく役割も担っています。
タイトルが、抵抗感や反発心を煽っては研修の成果が得られるどころか、逆効果にもなりかねません。
その意味で、タイトルは、「研修の第一印象」。受けてみよう!と思ってもらえないと、状況は変えられないし、変わらないのです。
お客様から提示されたタイトルやテーマであっても、その経緯や思いをしっかり伺いながら共有し、場合によってはもっとしっくりくるタイトルをご提案することを大切にしています。
目指すは、受講者、会社、お客様、講師の「四方よし!」
その大事な一端をタイトルが担っています。