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内容以上に語り方

3月もあと数日となりました。上旬で、一通りの研修や調査・現場改善指導が終わり、新入社員研修や5月以降のお仕事の打ち合わせ、登壇練習に取り組んでいる毎日です。

研修や調査・現場改善指導は、ひとつひとつやりがいを感じていますし、着実に成果につながっています。

それは、熱心に取り組んでくださっている受講者の方々、現場でお仕事に従事されているみなさんのおかげです。
そして、成果につながるよう、協力してくださっている総務の方や事務局の方のおかげだと思っています。

先日、お世話になっている方からのご紹介で、初めてのお客様の研修を担当いたしました。
毎年1回 研修を実施されている企業さんなのですが、講師を変えたいということでのご依頼でした。

私の得意とするテーマや受講対象者、実績などに興味を持ってくださったことでお仕事につながったのですが、本研修の前にプレ研修を実施したいとご要望がありました。
プレ研修に参加してくださる事務局の方や現場の責任者の方からの感想やご要望を踏まえて、本研修を実施するのは私にとっては珍しいケースでした。成果につながる研修にするためには、とてもありがたいことだと思い、喜んでお受けいたしました。

プレ研修では、受講してくださった方から、テキストの内容や研修の進め方について、たくさんのご意見やご要望をいただきました。
言葉の一つ一つにご指摘やご要望が入り、テキストに加筆修正を行うのか、研修の中で口頭で補足するのか迷うことも多かったです。

しかしそのおかげで、本研修は、何の不安も迷いもなく担当させていただくことができました。そして、先日、事務局の方からお礼とともに皆さまのご感想やその後についてのご連絡がありました。

「私たちからの細かな要望をすべて実践していただき、ありがとうございました。受講者からは業務についての詳細な説明があって、良かったという声がありました。社内に上がってくる報告件数も増えている状況なので、現場の方たちにとっても報告することに対して不安が解消されたように思います」

当初は、現場で従事される方の利用者さんへの接し方についての研修をご要望されていましたが、打ち合わせを重ねていく中で「ホウレンソウ」の実践が必要不可欠なことに気づき、研修内容に「報告」も加えることをご提案したのです。

ですから、現場の皆さまの報告についての不安や気がかりが解消し、報告件数が増えているとわかり、私もとても嬉しく思いました。

お仕事をご紹介いただいた方にも、お電話で、お礼の連絡をしました。
「本当によかったですね!内容も大事ですが、大西さんの語り方が相手の心に響いたからこそ行動につながったのだと思います」
と嬉しいコメントいただきました。

どんなにキャリアを重ね、実績を増やしても、私一人の考えや実践には限界があります。率直なご要望やご感想をいただけるのはとてもありがたいことです。

企業研修においての主役は受講してくださる皆さまであり、よい研修をするのではなく、成果につなげることが目的です。

ご要望や感想を取り入れながら一緒に内容を創りあげること。
相手の一歩前進につながるよう伝え方を工夫すること。

これから4月下旬まで続く新入社員研修の1件1件についても、この2つを大切に実践しながら取り組んでいこう!と思いました。

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