仕事の報酬は次の仕事
仕事の報酬はお金ではなく次の仕事です
初めてこの言葉に出合ったのは、私が尊敬する 高野登さんのブログを拝読した時です。
とても共感できる言葉です。
研修講師として独立したのが29年前。
「研修」という商品は、相手の事情も理解せずに、いきなり訪問して「研修いかがですか」と勧めるものではありません。
それに、たった一人で、準備から終わったあとの事務作業までを1人でこなさなければいけないため、営業して回る余裕なんてありません。
だったら、何かのご縁で依頼を受けたお仕事には、魂をこめて取り組ませてもらい、喜んでいただこう。
「また研修を受講したい」と思ってもらえるように、一つ一つ丁寧に取り組もう!と思いました。
たとえ1回限りの仕事でも、
1回限りだからこそ、ご要望をしっかり伺って、変化や成果につながるように研修を進めていくことを大切にしました。
受講してくださる方に、また受けてみたいと思ってもらえるよう、信頼関係を大切に進めました。
毎年、同じテーマを担当するのでも、次にまた担当させていただくときのために、内容も私自身も進化できているよう、検証と研鑽を続けています。
その思いを大切に全力で夢中で仕事を続けてきて、来年で30年を迎えます。
「女子社員が、”研修に行ってきまーす”と言いながら、研修室に向かっている様子を見ると、頼んで良かったと思うよ」
「大切なお客様が困っておられるわけですから、誰だっていいわけではないんです」
「我が家の家族は、働いている会社がみんな違うのですが、みんな大西さんの研修を受けているんです。今日は家族から頑張ってきてねー、と笑顔で見送られました」
「また、一緒にこのお仕事やってもらえませんか。大西さんならきっとお客様にも喜んでいただけると思っています」
出来ることに一生懸命取り組んでいく中で、私のことも、私の研修のことにも、深く理解をしてくださる方に支えていただくようになりました。
年々求められることが高くなり、領域も広がり、プレッシャーも多少感じています。
でも、そのプレッシャーは、心地よいものでもあります。
高くなったハードルを越えた先には、お客様の成長や会社の発展が待っているわけですから…。メチャクチャ張り切ってしまいます!
とてもありがたいことは、私がお客様のことをよく知っていて、お客さまも私のことや私の大切にしていることをよくご存じだということ。
お互いのことを理解している中で、思い切り、力を出し切れていることを幸せに思っています。
少し早いのですが、今年のはじめに立てた仕事の目標は、100%達成できました。
今、来年の目標に向かって,ゆっくり始動しはじめたところです。
来年のことを考えると、ワクワクします。
「良い年になればいいな」ではなく、「成長と実りのある1年にしよう!」と心に決めています。
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