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紙の手帳じゃないといけない理由
編集者であり株式会社WORDS代表の竹村俊助さんが、「編集者のための〆切手帳2024」を作られました。
竹村さんは、20年以上紙の手帳を使ってこられていて、使い勝手の良い手帳がないから、ご自身で開発されたのだそうです。
私は、長年、ほぼ日手帳を使い続けながら、自分仕様にカスタマイズしているので、〆切手帳を購入する予定はありません。(竹村さんごめんなさい!)
しかし、紹介されているサイトは、ワクワクする内容になっています。
この手帳があれば、〆切前日にあわてて徹夜することは、なくなります。
プロジェクトがズルズルと先延ばしされることも、なくなります。
「他の案件が気になって、目の前の作業に集中できない」なんてことも、なくなります。
やりたいことを、期限どおりに実現する。
そうすれば仕事だけでなく、人生すら好転していくはず。
〆切を制するものは、人生を制するのです。
私も、竹村俊助さんと共通する理由で、紙の手帳を愛用し続けています。
本を読むのが好きですが、本を読む以上に、毎日記録した手帳を見直し、
目的に添って必要な部分を活用しています。
だから、手帳が1年でボロボロになってしまいます。(単に扱い方が粗雑ということもありますが…)
![](https://assets.st-note.com/img/1700837256867-PXp9ecnjZN.jpg?width=1200)
私は、手帳を、自分の時間を有効活用するために使っています。
「手帳に書いて終わり」にしていません。
しかし、予定だけを書いて管理したつもりになっている人がすくなくありません。
カレンダーに予定を書いているだけだと、空いている時間に、どんどん予定を入れてしまうことがあります。興味のあるセミナーや勉強会だと、日にちが空いていたら”ラッキー!”と思って早速申し込み、スケジュールを埋めてしまうのではないでしょうか。
でも、空いている日は、仕事の予定は入っていないけれど、大事な仕事の準備のために必要な1日だとしたら…。
徹夜で準備をしたり、準備が不十分なまま仕事に臨むことになってしまいます。スケジュールを管理しているのに、いつも時間に余裕がなくて、仕事に追われているなんて、何のためにスケジュール管理をしているんだか…_?
だから、スケジュールには、仕事の予定だけでなく仕事の納期や、作業のために確保しておく日もわかるようにしておく必要があります。
また、作業が進めやすいように、TODOリストや資料作成などの場合は、ポイントやキーワードなどもメモしておき、作業がスムーズに進むようにしておきます。
私にとって、デジタルではなく紙の手帳でなければいけない理由は、3つあります。
1.紙に向かっている時間は自分だけの時間。作業に集中できる。
2.書いた内容がすぐに探せる。
3.必要な内容だけを具体的に書き込んでいるので、すぐに活用できる
竹村さんも、ブログに私と同じような考えを書いておられました。
デジタルは便利ですが、ついネットで検索をしたり、メールが送られてきたり、SNSのコメントに早く返信しなければ…と様々な誘惑が、作業を阻んできます。
また、興味のある情報を何でもブックマークやファイルできる手軽さがありますが、情報量が増えすぎて探すのに時間がかかってしまいますし、「あとで見よう」と思っても、忙しくなったら「あとで見る時間」はなくなります。そして結局、集めた情報は鮮度が落ちてゴミ化してしまいます。
◎目的を持って、情報を取捨選択する
◎選択した内容を自分の言葉で記録する
◎内容ごとに、書く場所を決めて記録する
◎情報を一括管理し、必要なときに必要な情報をサッと取り出して仕事に使う
効率的に仕事をするためには、どれも必要なことです。
私はいくつもの仕事と、家や家族のこと、地域のことを並行してこなしています。
「探す」「考え込こむ」「迷う」「目移りする、気が散る」状態だと、時間だけでなく気力も浪費し、焦りやストレスばかりが増えていきます。
やると決めたことに、全集中するために、手帳やメモをフル活用しています。
竹村さんもブログの中で
「時間は、誰にでも平等に1日24時間が与えられている。しかし、その24時間の使い方で差がつく。これだけ情報があふれ、集中力が散漫になりがちな時代に「集中する」ということの価値はとても高く、ビジネスでも競争優位をもたらすはずです」とおっしゃっていました。
この部分には、とても共感しました。
来年2月7日から、4回にわたり、広島市の市民交流プラザで、「メモ活用術」をテーマにした講座を開催することが決まりました。
「もっと手帳やメモを活用したい!」と思っている方の悩みや気がかりを伺いながら、紙の手帳やメモを活用することの良さを広めていきたいと思っています。