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研修は特別な場ではなく日常の一部

先日担当させていただいた、市民病院の看護師さんの研修は、研修の事前準備や進行だけでなく、終わった後にすぐ師長さんたちとミーティングを行って、検証と今後の計画を立てています。

研修委員を務めてくださっている師長さんたちは、研修内容をパソコンで入力してくださっている方、グループワークのサポートをしてくださる方、私の講義内容やグループワークに対するフィードバックなどを受講してくださっている方など、役割を決めて全体の把握に務めてくださっています。

そして、受講していらっしゃるのは、師長さんたちの部下ですから、研修後のミーティングでは、師長さんたちから、気づきや改善など意見がたくさん出て、とても有意義な時間となっています。

委員は固定ではなく、毎年少しずつメンバーが交代します。研修の内容をパソコンで入力しながら記録を取っておられるのは、新しい委員の方への引き続きも兼ねています。

また、ミーティングで出された改善点は、(ケーススタディの内容変更など)は、ミーティング終了後に修正され、いつでも引き継げるようにされています。

研修運営だけでなく、研修内容を現場で実践に繋げるには、師長としてどのような働きかけを行う必要があるか?について、特に意見交換が活発です。

昨日のミーティングでは、

「対等感」の捉え方や、自分の基準や枠組みで相手の行っていることを捉えると、うまくいっていない場合「なぜ」という詰問になってしまうのではないか?

「なぜ」という問いは、どのように扱うか?

について、活発な意見交換が行われました。

師長さんたちは、これまで、コーチングやアサーションの研修を何度も受講してくださっています。
その内容を受講だけで終わらせず、このようなミーティングの場で活発な意見交換を行ったり、指導に繋げられているのは、素晴らしいです。

師長さんたちが、受講されている部下の皆さんに接しておられる様子、部下である皆さんのそのときの表情は、見ている私も笑顔になるほど、微笑ましい光景です。

研修後のミーティングでは、ご自身の部下の受講の様子を見て、嬉しかったと涙ぐんでいる師長さんもいらっしゃいます。

市長さんたちにとって、研修は特別な場ではなく、全ての瞬間が日常の一部分、パートナーシップとそのマインドを醸成する場と思い、取り組まれているのだろうなと思っています。


研修が終わってスマホのメールを確認するど、もう一つの市民病院の、副看護部長さんから、メールが届いていました。
研修のご依頼でした。こちらの市民病院も、関わらせていただく機会が少しずつ増えています。皆さまが、元気でイキイキとお仕事に取り組んでいただけるよう、微力ながら、お手伝いさせていただいていることを、幸せに思っています。

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