手書きにこだわる
9月に入って、書店の店頭に来年の手帳が並びはじめました。「来年は何(手帳)を使うか?」「手帳をどのように活用しているか?」を紹介しているブログも目に入ってきます。でも、私は来年も迷わず「ほぼ日手帳」を使うことに決めています。
ほぼ日手帳を使い始めて、来年で11年目になります。
1月はじまりのほぼ日手帳の発売が始まったのは9月1日です。今年もネットで購入して、届くのを待っているところです。
現在の手帳は、↓こんな状態です。
現在、厚みは約6.5cm。打ち合わせなどでカバンから手帳を取り出すと、初めて見る方からは「それは、一体何ですか?」と聞かれる厚さになってきました。
仕事の記録や、仕事に関する情報をすべてこの手帳1冊で管理しているので、2センチ足らずの手帳が1年経つと10cmを超える厚さに膨れ上がります。
どんなふうに活用しているかというと…。
今年は万年筆が大活躍してくれています
パソコンもスマホもそれなりに活用していますが、私はずっと手書きにこだわっています。それはなぜか…?
先日、糸井重里さんのコラムに「そうそう、その通りなんだよね!」と思う内容がありました。
やっぱり企画は手で書かないと呼び込めないものが多いです。例えば真ん中に「キリン」と書いたら、その隣には「葉っぱ」や「高い木」と書くかもしれません。「カバ」と書いてもおかしくないです。何を書いてもつながると思いながら書けます。
でもさ、デジタルで企画をすると考えている最中に整理をはじめてしまうんです。自分だけの企画を出したいはずなのに、みんな同じになっちゃう。
私も同じなんです。報告書や企画書を作成する前に、手帳にまず店舗で見聞きしたことや、打ち合わせで伺ったことをメモを見ながら書き出しています。
書いていくうちに、そのときに気づかなかったことや、「こんな方法もあるかも!」というアイデアが浮かんできます。
頭の中にあるものが、指とペンを通して紙の上にサラサラとこぼれ落ちてくるような感じです。
そして、書いた内容を、何度も見直していくと、さらに気づきが深まり、新しいアイデアが浮かんできます。
ページがボロボロになっているのは、私の扱い方が雑なこともありますが、毎日何度もページをめくって見直したり書き足したりしているからなんです。
今年は、もう1冊、手帳を使っています。昨年の9月に、『ほぼ日手帳の土屋鞄製作所限定モデル』が抽選で当たりました!
この手帳には、『ほぼ永久保存版情報』として、繰り返し活用したい内容だけを書き込んだり貼り付けたりするために使っています。
嬉しかったことも、腹が立ったことも、上手くいったことも、上手くいかなかったことも、その日を全力で生きた証として自分の意思で内容を選んでページに書き込み、進化するために役立てる。
糸井さんも、「人の手が加わったものはこの世にふたつとして存在しません。デジタルの技術を駆使すれば、ふたつどころか何千万個でもつくれるけど、それは情報の塊にしかすぎません」とおっしゃっていました。
10年前、毎日続けよう!と思い立って使い始めた「ほぼ日手帳」
今は、歯磨きするように、いつのまにか右手にペンを持ち、左手でページをめくっています。
そして、手書きの記録を通して、様々な力を身につけることができています。
これからも、手書きにこだわり続けていきます。