メモの書き方は人それぞれ
「メモってどうとればいいんですか?」
パソコンやスマホが仕事やコミュニケーションの中心になり、学校の講義も資料の投影やタブレット操作が導入されるようになって、
講義や講座を受講してくださる方から、そんな質問を受けることが増えてきました。
私が学生だった頃は、パソコンもスマートフォンすらもない時代でしたから、「講義を受ける=メモやノートを取る」ということでした。
しかし、そんな私でも、メモやノートの取り方を誰かに教えてもらったわけではなく、見よう見まねで身につけてきました。
もっとノートやメモを上手に取りたい!と思って、関連する本を何冊も読んで、「これはいいな!」と思うやり方を取り入れてきました。
でも、関連する本や雑誌を読めば読むほど、
「いいんだけど、どこかしっくりこない」「なんか、ちょっと違う」という気持ちは解消されないまま残っていきました。
ほぼ日手帳を使い始め、5年くらいたった頃に、この手帳で仕事関連のことを一元管理しようと決めました。
そこから、手帳に何をどのように書くかについて、自分なりに試行錯誤しながらルールを決めていきました。
そして、わかったことが一つありました。
それは、大切なのはどう書くかよりも、書いた内容が活用しやすいかどうかが大事だということでした。
「これはあとで活用したい」と思っていても、
どこに書いたか決めておかなければ、探すのに時間がかかってしまう。
ダラダラと書いていたら、解読にも時間がかかってしまう。
感覚的に思いついてあっちこっちに書き散らかしていることを改めながら、書き方のルールを決めていきました。
それが本の中で紹介している「メモの基本ルール」です。
1.どこに書くかを決めておく
2.ページの上部に日付を書く
3.「メモの目的」を明確にする
4.箇条書きにする
5.略語を決めておく
6.番号を振る
7.メモした直後に1分チェック!
8.ペンは基本の1色+赤
この8つのルールは、書くことを目的としたルールではなく、書いたものをすぐに活用できるようにするためのルールです。
何をするにしても、「目的」が大切ということですね。