知識+スキル+場活力
今日は、朝から病院の看護師さん向けに、キャリア研修を担当させていただいています。午前中は、病院事務局の方が担当されていました。
私の研修は、午後から4時間なのですが、午前の様子や内容をどのように引き継ごうかを考えたいので、朝から立ち合わせてもらっていました。
他の方の研修を受講するのは、学びや気づきにつながりますね。
ランチしながら、作戦を立てています。
昨日は、ビル管理会社さんで研修でした。
スタッフさんのパート・アルバイトさんのマナー研修を何年か担当させていただいたことがきっかけとなり、社員さんの階層別研修、社員総会での講演、グループ会社さんの研修とお仕事が発展していきました。
昨年から、コロナ感染拡大により、会場に集まっていただいて、大人数で研修することができなくなりました。しかし、スタッフさんの研修は必須となっているため、事務局の皆さんと話し合って、研修動画を制作して、観ていただいました。
その動画は外注ではなく、台本作りから撮影、編集まで全て社員の方で制作されたものなのです。動画撮影を提案したとき、「私たちにできるだろうか?」と不安そうでした。しかし、話し合いを進めていくと、YouTubeに詳しい方、動画編集の経験者、司会進行が上手な方など、皆さん、なんらかの得意分野をお持ちなことがわかりました。
そして、全員が現場でパートアルバイトスタッフさんのお仕事の様子をしっかりサポートされているので、現場の現状を熟知されていました。
そして制作した昨年動画は、初めて制作されたものとは思えないほど、完成度の高い内容でした。
そして今年も研修動画を制作。「できれば自社だけでなく、業界の認知度や業務品質の向上につながるような内容を目指そう」という思いを共有しながら動画を制作しました。
完成した動画は、業界内で販売出来るほど内容が充実していて、クオリティも高いものになっていました。動画制作を通じて、事務局メンバーの結束力が高まり、全員がお互いのためになること、出来ることにワクワクしながら取り組まれるようになりました。
動画制作には、管理職の方は、はほとんど関わっておられません。若手社員、中堅社員が主体的に取り組んだ成果の形なのです。
昨日の研修も、長年、社員の方の研修窓口になってくださっている方から、若い方の可能性をもっと広げたいという目的で実施されました。
研修を受けたい!という方が集まっただけに、ワークの熱量が半端なく高い!テーマに関する知識やスキルだけでなく、お互いの考えや思いからも何かを得ようとされていることが伝わってきました。
設定されたテーマについて知識やスキルを得ることは大切です。それ以上に、その内容を確かなものに昇格させ、自分の血や肉にするためには、他者との対話が必要不可欠です。その場は、与えられるものではなく、自分自身で創り出していくもの。私はそれを場活力と呼んでいます。組織で自分らしく生き生きと仕事をし、関わるには、知識+スキル+場活力は欠かせないと考えています。
ですから研修は、その場づくりを創り出せるためのトレーニング。そして、関わる人たちを巻き込んで職場を活性化させる仕掛け人を養成する場。
この会社で、若い方を中心に場づくりのプロフェッショナルが増えていくよう、私も全力でお手伝いさせていただこうと考えています。