月とともに
月見の日を忘れるところだった
満月は綺麗だ
外に出て見上げてみる
もっと綺麗に見たい
丘の上の公園へ
夜空に静かに明るい月
優しい灯りだ
苛立ち、つらさを少しは低減してくれる
少しでもいい
世の中、捨てたものではない
月のテンションは変わらない
ここ数年、太陽は異様に暑いが、月は異様に明るくなったりしない
月の優しさは巨大だ
老若男女、貧富の差なく照らしている
月を見るのはタダだ
満月を眺めながら、ぼーっとしていたことに気づいた
いつも変わらず、誰にでも優しい
いつか、そんな存在になりたい