大企業を辞めて幸せになった話④
そんなこんなで、商品開発をし始めた私。
そのチームでは、商品企画、営業を行うとともに、デザインチームやECページを作るチームの関係調整、発売までのディレクター業務などをしていた。
小さな会社なだけあって、1人あたりの業務範囲は広い。
研究職であったにも関わらず、どちらかと言うと
手広くやりたいタイプだった私にはもってこいだった。
そして、このチームに入ったことで、企画の立て方、ペルソナを考える重要性、ターゲットの立て方など
今まで知らないことをたくさん学べた。
前職でも、自分が開発したものが搭載された家電が発売された経験はあったが、
自分が本当に熱中して作ったものが世に出され、
嬉しい感想が届く感激はひとしおだった。
作る商品の特性上、
スピーディに年に何個も担当商品が発売されていった。
その後、私自身は産休育休を経て、復帰。
全てに満足しているはずの仕事だったのに、
転職して5年ほど経った頃から
ある感情が芽生え始めていた…