大企業を辞めて幸せになった話③
大企業を辞め、とあるベンチャー企業に転職した私。
会社のブランディングがしっかりしているからか、
基本的に社内スタッフの知り合いに声をかけて
規模を拡大しているスタイルだからか、
会社にいるメンバーはみんな心が広く
人としても大好きな方ばかりだった。
0から始めた営業も
元々、学会での発表などのプレゼンが大好きだった私には思いがけず相性が良かったようで、
先輩方に付いていきながら、コツを取り組み
楽しく身につけていけた。
仕事柄、いろいろな業種の方に出会えるのも
刺激が多く、やりがいを感じた。
前職では、同じような領域で働く同じような方々との
付き合いがほとんどだったため、
多種多様な方に出会えて、一気に世界が広がった。
転職して驚いたのは、
研究職とベンチャーでのお仕事。
使えることなんて何もなく、
マイナスからのスタートかと思いきや
あらゆる面で前職が活かせたことである。
研究では当たり前にやる、考察し分析する力。
ひたすら論文や特許でスパルタに鍛えられた文章力。
そして、学生の頃からたくさん指導を受けてきたプレゼンスキル。
全く関係ないはずなのに、
前職でとことん鍛えられてきたことが
他の分野で活かせることは、予期せぬ学びだった。
辞めてから、ようやく前職に感謝ができるようになった。
こうして、
まるで新しい人生を歩いているかのような毎日を送り始めて数年、
体制変更に伴い、私は営業をメインにするチームから、
新商品を作るチームに異動した。