USJ旅行記［後半］

絶叫系が苦手で、テーマパークがあんまり好きじゃない私ですが、今回のUSJは本当にすっごい楽しかったのです。
という訳で、旅行記後編でございます。
とっても長うございます。
多分途中で読むのが嫌になるくらい長うございます。
先に申し上げておきます。ただの日記です。

＊

２日目、USJの開場時間は早まるのがデフォだと予習していた私達。
やっぱり、せっかく行くなら、ニンテンドーエリアに頑張って行ってみたい。
すごい混雑だから行っても入れないかもしれないよ、と子どもたちに伝えてはいました。が、それでも「頑張って行ってみたい！」とのこと。
やっぱり挑戦したいよね。開場は８時半予定だけど、７時には行きたいね！ということに。

私は朝５時起きで、身支度を整え、荷物をまとめます。
こどもたちも順番に起床。
すでに２人ともそわそわしています。かわいい。
そして朝一番、６時過ぎにホテルの朝食会場へ向かいました。

すると、早朝にも関わらず、朝食会場はすでに開場されており、且つすでに長蛇の列……!!
一応列には並びました。が、まったく動かない列。
どうする？どうする？どうする私！
結局「これを待ってたら絶対７時に並べない」という結論に至り、私たちは動き出しました。

部屋に戻って荷物を取り、すぐさまチェックアウト。
荷物を預けて、ホテルを飛び出しました。
すると、そこには、駅からパークへ向かう人、人、人……。
なんだこれは…。人がゴミのようだ(某大佐)。
とりあえず朝マックに決定し、店内に入り、マッハで朝食。栄養なんて考えてられっか！
そして人の流れに乗り、迷子にならないように３人で手を繋いでゴーです！

いざUSJ！

＊

７時過ぎに入口に到着。案内されるがまま進んでゆきます。
あ、結構空いてるんじゃない？というワクワク感も、すぐさま消え去りました。
大大大混雑………。
すでに長い列が何列にもなっていて、
「この列は正解なの………？」
「あっちの列が正解だったのでは？」
「でも今更並び直すのも……!!」
という葛藤が私達を襲います。こどもたちもすでにぐったり。

結果、入場まで１時間かかりました。
パークに入ってすぐさま公式アプリを開き、ニンテンドーエリアの整理券ゲットを試みましたが、フリー入場はすでに終わっており、整理券抽選の状態。
もう嫌な予感しかありません。

申込画面に進むと、18時と20時の整理券のみ……!!

え……、私達、16時に帰るんだが……

「ええ～！！」
こどもたちの嘆きが聞こえますが、仕方ありません。
こどもたちの初USJ、ニンテンドーエリア入場ならずです。
朝８時過ぎの時点で断念致しました。えーん。

＊

さ、気持ちを切り替えていこ！

３人で相談し即決。
１つ目はミニオンのハチャメチャライド(100分待ち)です。
正直私は乗りたくなかったけど、でもこどもたちの前でそんなこと言えないよね。
ここで根性見せないでいつ見せるというのか。
あら？意外と空いてるんじゃない？と言いながら進むと、うん、めっちゃ混んでましたね。予想通り。
でも私達の後ろには更に大行列ができていて、春休みUSJの恐ろしさを思い知りました。

こどもたち、ミニオン大満足のようでした！
にっこにこで感想を言い合っていました。よかった〜。
私は揺れに揺れて、「ああ〜酔う〜」と思いながら、時々目をつぶって耐えました。
でもスパイダーマンより怖くないし、映像もかわいくておもしろくて、とってもよかった。楽しめました。

＊

次の相談をしながらてくてくパーク内を散策します。
アプリで待ち時間を確認すると、どれも100分待ちや200分待ちになってます。
うーん、これはやばい。
こどもたちがハリーポッター行きたいと言うので、そのままハリポタエリアへ。

ここで事件が起こりました。

私のスマホの画面が真っ暗に。

電源が入らず、うんともすんとも言いません……。

まじか……

うん、しょうがない！切り替えてこ〜！(涙)
コンパクトなデジカメ持ってきててよかった〜あはは！

そしてハリポタエリアも、どれもものすごい行列でした。
ジェットコースターを確認し、「うんあれは乗れんわ」と満場一致。
お店を覗いたり、魔法を見たり、ショーを(遠くから)チラ見したり。
杖がほしいというこどもたちをよそに、早々にエリアをあとにしました。
ハリポタの思い出はスマホが死んだことだけです……

＊

たくさん歩いて、こどもたちも疲れが出ています。
もうパークから出てもいいかな、とも思ったのですが、せっかくだからジョーズだけ乗らん？と提案。

ジョーズは、前々からこどもたちが乗ってみたいと言っていたアトラクションの１つ。
２人とも、乗りたい気持ちと並びたくない気持ちがせめぎ合っているようでした。
まあでもとりあえず並んでみよ、迷って時間つぶしてもしょうがないし、という変な前向きな気持ちでジョーズの列へ。

こどもたち、ジョーズも大満足でした。
偽物だと分かっていても、どきどきしたみたい。かわいい。
サメが襲いかかってきたり、発砲したり爆発したり、興奮の連続だったようです。
「めっっっちゃおもしろかった！」「こわかったー！笑」と言い合っているこどもたちが本当に愛しい。
がんばって並んでよかったね。

＊

長男「お母さん、俺、帽子買いたいわ」

おお！ええやん
陽キャな感じでとってもいいと思う。

次男「じゃあ僕もほしい」

だよね！
いーよ！
USJだもん買っちゃおう！

そして帽子屋さんで２人が選んだのは、ジョーズの被り物でした。
私はミニオンのティムのサングラスを購入。
さっそく身に着け、みんなで記念撮影です。
うーん、サメが歩いてて非常にかわいい。
いいね！

そしてジョーズのレストランに(これまた並んで)入り、軽食を頂きました。
エネルギーをチャージし、気持ちも少し前向きになります。
我々に残された時間は、２時間30分。
ぼちぼち出る？という意見もありましたが、せっかくだしもう１つくらい乗ろうか、ということに。

＊

ちなみにパレードやグリーティングについても、こどもたちに確認しました。

パレード見たい？「見たーい！」
パレード見ずにアトラクション乗るのとどっちがいい？「アトラクション！！」
２人とも即決でした。
まあすごい人だったので、多分パレードもあまり見れなかったと思います。きっと結果オーライ。

そして最後にやってきたのはワンダーランド。
長男(小４)が「え〜俺ここ恥ずかしいけん行きたくない…」と言っていたワンダーランドです。

でも！
ジョーズの帽子と、ティムのサングラスを手に入れた私達は、無敵なのです！

スタッフさん達からも
「わあ〜！サメだ〜！」
「かわいいサメさんだね〜」
「あ、それ新作ですね〜！」と声掛け頂いて、ほくほくの私達。
100分待ちを耐え抜いた私達は、ちょっとした待ち時間だってへっちゃらです。

まずはメリーゴーランド。とっても楽しかった。
こどもたちも自分で乗り降りしてて、大きくなったなぁとしみじみ。

続いてエルモのゴーゴースケートボードです。
少し激しめなあいつです。
おもしろそう！と思いつつ、これ子どもたち乗れる？と一抹の不安がよぎります。
までも身長制限も余裕で越えてるし、きっと大丈夫でしょ…。
あとは時間の心配をしつつ並んではみたものの、横からどんどん入ってくる「よやくのり」の皆さん。
羨ましくてしかたなかった。私だってスマホが生きてくれさえいれば……！
しかも途中で次男が「ぼくやっぱり乗りたくない」発動しました。
並んですでに60分が経過しているのに、です。
必死で説得します。

「大丈夫よ、小さい子も乗ってるし、多分楽しいよ！」
「せっかくここまで並んだんやけん、乗ろうよ！」
「(イライラしてる長男)そうやで！おまえアホちゃう！」
ああ〜それ言ったらいかんやつ〜！と心の中で思いつつ、２人をなだめます。

どんどん重くなる空気。

そしていよいよ順番が来ました。エルモめ、待たせやがって。

スケボーのように、縦揺れ＆回転。
外側のときがめちゃんこ速いんですけど。
これ、本当にワンダーランドの乗り物？
めっちゃ怖かった……。
なめてかかったらいけませんね。
長男は楽しそうに大声で笑い続け、次男は真顔で終始無言でした。

そして集合場所へ向かい、バスに揺られ帰宅しました。
帰りのバスの静かなこと。
みんな爆睡でしたね。おつかれさま。

＊

今回１番ネックだったのが、長い長い待ち時間でした。
知人家族は、予想以上の混雑具合だったため、１つだけアトラクションに乗ってパークをあとにし、ずっと外で過ごしていたそう。それぐらいの超絶大混雑でした。
２日で５つも乗った私達、すごくない？

待ち時間が嫌な空気にならないように、なるべくネガティブな言葉を使わないように気をつけました。
仮に私が怒ったとしても、私もこどもも嫌な気持ちになるだけだもんね。
おしゃべりしたり、ゲームしたり、写真を撮ったり、てくてく歩いたり、進んだ先のモニターで映像を見たり。
こどもたちも、とってもいい子で並べた気がします。

それに、こんな大混雑のテーマパークに来ること自体が滅多にない経験なので、全部が新鮮でおもしろかったし、なるべくそういう声がけを意識しました。
こどもたちも疲れ果ててイヤイヤになるときもありましたが、本当によく頑張った！

だって100分待ちという偉業を達成したのです。

自信もついたと思います。
ぼくたちもやればできるんだ！
もうこれからは地元の遊園地もへっちゃらだね。

＊

さて、今回私は何回かわいいと呟いたでしょうか。
とってもいい思い出になりました。
USJ、行ってよかった。
こどもたちが「お母さんまたUSJ行こうね！」と行ってくれるのがとても嬉しい。
そうだね、次はニンテンドーエリアにリベンジしようね。