1990年代 英国ロック史に残る名曲たち Vol. 15
The Bluetones - Bluetonic
華々しいブリットポップ期におけるトップバンドの1つ、
The Bluetones(ブルートーンズ)
インディー時代から注目を集め続け、シングルの売れ行きもよく、1996年 にアルバムデビューするや否やいきなり 全英チャート1位 を獲得する偉業を成し遂げました。
あのブリットポップ界で最も売れた「 (What's the Story)Morning Glory? 」を1位独占から蹴落としたことでも話題に。
彼らのかき鳴らす音は基本的にオアシス派生のギターロックであり、バンド名に因んでサウンドの特徴を 「 青い音 」なんて言われたりもするそうですが、色を付けるとしたら間違いなく 青 ですね。
豊かな表現力に長けた音像を持っていると思います。ただ楽器をかき鳴らしてるだけじゃなく後からやってくる味わいが良い、そんな感じです(伝われ笑)。
ボーカルを務める マーク・モリス の若々しく愁いを帯びながら高く澄み渡る歌声も特徴的であり、音と全てがマッチしている 奇跡のようなバンド です。
Bluetonic という曲は、彼らの挨拶代わりの一曲として打ってつけであります。大音量で聴くとどこか遠くへ飛んでいけそうな気さえしますね。翼を授けてくれます。
ブルートーンズ がブリットポップを象徴するバンドの1つとしてシーンを盛り上げた功績は計り知れません。 あと アルバムジャケット にもインパクトがあっていいですよね。
孔雀の鮮やかな色彩と幾何学的模様が脳内に一瞬で刷り込まれます。
ブリットポップ終焉後もコンスタントに活動し続け、地味ながらも我が道を闊歩する姿が勇ましいです。
ブルートーンズ の優しく青い音世界へぜひトリップしていただきたいです。
Expecting To Fly (1996)
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