ビビリは弱くない
命あっての物種。最近、つくづくそう感じる。私のいる社交ダンス界でも営業自粛か、縮小か、など悩んでいるスタジオもある。私の知っている限りでは、営業自粛しているところが多いようだ。営業自粛を掲げながらも、どうしてもレッスンを受けたいというお客様だけやっている場合もあるようだ。
レッスンを受けたい方、レッスンをしたい方、どちらの気持ちもわかる。けど私たちのレッスンは、お客様に触れずには行えない。もし、自分がすでに感染していたら。もし、お客様がすでに感染していたら。あるいは、来る途中で感染してしまうかもしれない。
自分は大丈夫、とどこかで思っているのだろうか。
私はビビリなので、怖くて仕方ない。なので極力外出しない。怖い目にあいたくないから引きこもる、というのは現状では弱虫じゃないよね。
教室に来ないの?仕事しないの?と言われると、引きこもっていることをなんだか責められているように感じてしまうけど、私がもし感染症にかかってしまったら、誰が責任を持ってくれる? 今従業員を働かせている経営者は、そこまでの覚悟があるのだろうか。
私自身は、こんなことが起きるなんて全く思っていなかったので、残念だけど対処する力は持っていない。せいぜいZoomを使って細々とレッスンを続けるくらい。
もし、状況がさらに悪化して、全く外出できなくなってさらに電気やガス、水道などライフラインも途絶えたら? うーーん。為す術なし。一つの生命体として、私は自分一人の力では全く生きていけない。
て考えると、社会ってすごく複雑にたくさんの要素が絡み合ってできているんだなと思う。たくさんの誰かに、私は支えられて生きている。
311の時も思ったけど、私の仕事場である社交ダンス教室は、存在しなくなってもライフラインではないので誰も死なない。でも誰かの人生を彩ったり誰かを微笑ませたりすることはできる。こんな非常時は困るけど、でも誰かのためになることの仕事を、私は誇りに思う。
そして再びジレンマ。
知っている人みんなに生きていてもらいたいから、今はみんなに家にいてもらいたい。 でも、もし多くの社交ダンス教室の経営が立ち行かなくなれば社交ダンス文化自体が衰退の方向に向かうかもしれない。
なんだか非常にまとまらない文章で情けないけど。今、命を落としたら私の未来は無くなってしまう。もう少し、生きてみたいので、とりあえず、とにかく、今はStay Home