ケア・パフォーマー宣言2024 その1
久しぶりのnoteです。
インボイス問題やフリーの舞台芸術系契約課題など
山を越え、谷を越え、確定申告を無事済ませると、
2024年の春から何したいんや?何になりたいんや?
とソワソワ、ワクワク、芽吹きの季節がやってきました。
周囲の仲間たちに向けて、
来年度、出来るできない、やれるやれない、の前に己が何者になりたいか、宣言していこーと心新たにnoteすることにしましたぁ。
小さな表現がチラチラ、ほらほら、しながら
社会と芸術、身体と表現をつなぐようなお仕事が好きで、人柄と土地柄と地域医療をむすんで
じんわりアートが生まれるような
ダンサブルな暮らしをしていたい!
そんな暮らしぶりや働きぶりを共にしながら
生きていきたい未知なる
お仲間と語らい合いたいです。
宣言します!
これまでのパフォーミングアート活動、アート企画/プロデュース業を振り返り、春からの歩みを思い描いた結果、パフォーミング・アーツ+Holistic Education+Somatics+Oneness の叡智を統合し、地域と人をエンパワメントする医療人-CarePerformerになることをここに宣言します!
おっと、いきなりの宣言…笑笑
今日は、宣言するに至ったきっかけ、そして、これからの展望等を数回かにわたりnoteしていこうと思います。
▶︎きっかけ
ときは、コロナ禍、私の中では、いつでも重要面積トップランキングを閉めていた舞台芸術は、不要不急とうたわれる存在になりました。そんな時代でも、移住した埼玉県比企郡界隈では、唯一パフォーミングアーティストとして共存させてもらう領域がありました。それは、「農」と「福祉」と「医療」の世界。この世界のなかでは、生物やあらゆる生命体を最優先しており、とてもオーガニックな相互関係を構築することが可能でした。
そんな仲間たちに囲まれて、ケア・パフォーマーを志す日が訪れます。直接のきっかけは、服役経験のある若者が働く農場にてパフォーマンス・アート作品を共同制作した際の出来事に関係しています。目には見え辛い精神疾患や不器用さを持つ元気な若者たちと作品制作をするなかで、彼らが本当に求めているモノは、薬でもアートでもなく芸術的視点を持つ医療人ではないか、と考える様になりました。
そして、そんな彼らが暮らす町に必要な人物像は、彼らの小さな凸凹を芸術的視点によって命の表現と捉えつつも、ケアする/されるという立場を超えて、一人の人間として互いを表現しあえる社会包摂的な暮らしを創出する人なのではないか、と考え至るようになりました。
今回、数ある医療資格の中で作業療法(以下、OT)と言う国家資格取得を目指す理由は、人と環境をエンパワメントする技術と知識を持ち、芸術的な作業の効果を巧みに駆使するエキスパートがOTである、と考えたからです。近年、パフォーミングアーティスト兼アートコーディネーターとして重度心身障害福祉施設や診療所と連携し働いてきましたが、福祉医療関係での仕事の規模は小さく短期間で、パフォーミング・アートを通して体や心を動かしてもらう機会はあるものの一人一人を丁寧に観察し、暮らしの背景(家族/交友関係や住環境、仕事環境、表現仲間の有無等)を知りながら彼らの人生の先を見据え長期的な視点をもち関わる機会は限られています。
そこでOT資格を取得し、医僚人としての気質を身に付け完全無敵の笑笑⁉️ケアするパフォーマーを目指したいと考えました。
私の強みは自ら積極的に地域へでて行けることです。同じ生活圏で共に暮らす住人とも捉えられる施設利用者さんや患者さんには、心に根付く文化的な共有地を探して貰えれば!との願いから、類似する活動をする個人、団体を探し繋げて表現の場を共有しています。もし、私がOTになれたら、患者と関わる場を病院施設に限定せず、地域で活躍する方と協力し治療、薬に頼りすぎない社会的処方を実践するようなケア文化拠点づくりにも取り組みたいです。
見事、2027年に国家資格を取得した後には、10年弱の欧米暮らしで培った宗教、政治、民族にまつわる様々な価値観を受け入れるスピリットと語学力を活かしOTの業務範囲を広げ、将来的には移民が多数ある地域のOTリーダーとして活躍したいと考えております。また、大学院で身につけた発達教育学やソマティクス教育に対する研究眼、力リフォルニア芸術大学で得た美術学士の知識を後世にも伝えていき、地域全体のケアと文化の質を高める努力を継続します。地域の医僚にとって欠かせない存在となり、あらゆるケアを行えるエキスパートとして貢献したいです。
いま、国家資格取得を目指し
2024年新年より、着々と準備を進めています。
一緒に活動する仲間、パートナーを大募集中です。
地域医療×パフォーマンスアートに関心のある方は
お声かけください🎶
○小林三悠
-パフォーミングアーティスト
-アートコーディネーター
-舞台通訳
「身体をどう扱うかは社会問題に直結する」という考えを主軸に、ソマティクス教育✴︎1と民俗芸能を媒体に活動しています。これまで、マウイ島、京都、岐阜、沖縄、埼玉といった場所に移住し、その地域で時には働きながらリサーチし、作品を制作してきました。
その土地で人が身体をどう扱うかを観察し、舞台芸術として再発見し、地域の人と共有してていくことで、田舎から生まれる、地産地消の芸術活動の未来を描きたいと考え、活動しています。
2020年からは埼玉県比企郡滑川町に移住し、自宅を住み開きして福祉、農業など地域の様々な営みと連携して活動しており、関東一沼が多い同地域の沼の文化を自由に創造、発信する人らによるアート・ムーブメント:PONDALIZE の代表を務めています。
オリエンタルランド株式会社にてパフォーマーをつとめたのち、カリフォルニア芸術大学、ハワイフェルデンクライス・メソッド指導者コース修了、京都女子大学大学院発達教育学部(運動/舞踊領域)修了する。その後は、フリーのパフォーミングアーティスト兼ソマティクス教育者として、音楽療法士や理学療法士、子育て文化教育団体や公共施設、起業家や大学教授などと連携し、フェルデンクライス・メソッドの講師を20年以上続けている。2020年埼玉県移住後、国や県が取り組む障害者芸術文化活動支援事業を様々な医療、福祉現場より委託。社会と芸術、身体と表現を結んでじんわりアートが生まれるような暮らしを実践中。
◉CreativePowerGarage101
住みびらきしながら旅するクリエイターを応援するアートガレージを運営中。
○ケア・パフォーマーとしての提案とこれから
まとめ
・OTの視点から、作業療法を通じて精神疾患や不器用さを持つ若者たちに対して芸術的なアプローチを行うプログラムを提案する。彼らの個性や表現を尊重しながら、彼らの小さな凸凹を芸術的視点で捉え、彼ら自身が一人の人間として互いを表現しあえる社会包摂的な環境を創出する。
地域社会の視点から、OTが地域に出て行き、利用者や地域の個人や団体と協力して、地域全体のケアと文化の質を高める活動を行う。治療やケアを病院施設に限定せず、地域で活躍する方と協力し、薬に頼りすぎない社会的な処方を実践する地域づくりに取り組む。
移民の視点から、OTの業務範囲を広げ、移民が多数暮らす地域で活躍するOTリーダーになることを目指す。欧米暮らしで培った異なる人の価値観を受け入れる精神と語学力を活かし、移民のニーズに合ったケアを提供する。
発達教育学とソマティクス教育の視点から、OTとしての知識や経験を活かして、大学院や芸術大学での研究成果を後世に伝える。地域の教育やカルチャープログラムにOTの専門知識やアートの要素を導入し、地域全体のケアと文化の質を高める努力を継続する。
プロの視点から、OTのエキスパートとして、医療の現場だけでなく、パフォーミングアーティストとしての経験も活かし、独自の視点でケアプログラムを開発する。個々の利用者のニーズに合わせたアートセラピーなどのプログラムを提供し、多角的なアプローチを通じてより効果的なケアを実現する。
1)ソマティクス教育とダンス作品制作
https://www.jstage.jst.go.jp/article/buyougaku/2014/37/2014_27/_pdf
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