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ダンスバトルにおける瞑想の有効性(1)

こんにちは「踊ろう四十肩」です。

ダンスバトルで最初の関門となるとなるのは、
いざ踊ろうとする時に頭が真っ白になる事です。

ダンスバトルの最初の関門「頭真っ白問題」について解決方法を模索していきます。


ダンスバトルの最初の関門「頭真っ白問題」について

初心者は、必ずと言っていいほど、これを経験すると思います。

  • 緊張しすぎて頭が真っ白で、同じ動きを繰り返してしまう

  • 練習した動きを意識し過ぎて、音が全く拾えない

  • とにかく何をやったのか記憶にない

私がダンスバトルに参加した際は、これらを全部コンプリートした上に、
制限時間が来る前に、引っ込んでしまうという失態を犯しました。

周りのダンサーさんは、
「会社でよっぽどストレスが溜まった可哀想なおじさんが血迷って参加してるんだろうな」と思ったに違いません。

私の話はさておき、
この初心者の最初の関門である「頭真っ白問題」をどう突破するか?を検討しました。

このバトルでの頭真っ白問題は、正攻法で考えるならば、
「場離れ」するのが一番正しいです。

何度もバトルイベントに参戦し、
仲間同志でサイファーを繰り返し、
常に本番を意識して練習するというのが真っ当な答えだと思います。

「練習は本番の様に踊り、本番は練習の様に踊る」
ダンスバトルで一番大事な名言ですね。

ただ、この正攻法を四十肩のおじさんがやるにはしんどいです。
しかも、沖縄ではHOUSEのバトルイベントがないという問題があります。

All Styleイベントはあるので、そこに参加して経験する事はできるのですが、
毎週その経験ができるものでもなく、
ましてや、一緒にサイファーできる仲間もいません。
というか、移住者なので、近くにダンス友達もいないです。

というわけで、正攻法ではなく、
別の方法でこの「頭真っ白問題」を克服する必要があり、自分なり分析・調査を行いました。

結果として、辿り着いた答えが瞑想です。

ここからは、瞑想がいかにこの「頭真っ白問題」に有効である理由を解説します。

「頭真っ白問題」の正体について

まず、「頭真っ白問題」について、
この事象はどのような状況なのかを把握するところから始めました。

とはいえ、自分で経験した事すらも頭真っ白なので、
よく覚えていないという、どうしようもない状況です。

どうしたもんかいの~と思っていたところ、
呪術廻戦を見てて、これだと!気がつきました。

五条悟の無領空処を喰らった状況とほぼ同じなんです。
無領空処は、相手にとんでもない情報量を浴びせる事で、身動きできなくさせる必殺技です。

初めての経験、慣れない環境、色々な情報が自分の中を駆け巡ります。

  • いつも通り踊れれば大丈夫なはず

  • あの人Dリーガーじゃん

  • ジャッジが何を考えてるか全くわからない?

  • テンポが速い曲かかったら絶対にでる!

  • 頑張ってフロア入れるより、ステップだけでいこかな・・・

  • え、なんかさっきのサークル上手い人多すぎない?

  • あ、なんか足が重い

  • 音をしっかり聞いて、リラックスしなきゃ、でも心臓バクバク。どうしよう・・・ 

もう書き切れないほど、数秒にも満たない時間で色々な思考が脳内を駆け巡り、全身の筋肉を硬直させます。

要は、初めての経験すぎて、
必要な情報も無駄な情報も併せて分別なく処理しようとしている状況です。

緊張や恐れという無駄な感情も含まれるので、
さらに、まるで夏の入道雲のごとく膨らみまくってしまうのでしょう。

そして、情報処理が追いつかなくなり、
パンクして、機能停止したという状態であるという結論に辿りつきました。

初めてのダンスバトルで無領空処を喰らった私

こんな状況の人間が、リラックスして踊れるはずありません。
当たり前ですが、音を聞く事なんてできるはずもありません。

つまり、頭が真っ白問題の正体は、
情報過多による機能停止というわけだったのです。

頭を空にする事で、初めて音が聞こえる

状況をしっかりと把握できたので、対処方法は簡単です。
要はこのような状態を目指せばいいのです。

頭の中が無の状態になった私

自分の中が空白になれば、音を聞く余白が生まれます。
だから、音を聞けるようになるんです。

ダンスバトルでは、音をよく聞けと言われますが、
音を聞く前に思考を限りなくゼロにする事が大事だと気づきました。

この状態であれば、音だけを純粋に聞くことができます。
さらに、幾重にも重なる音の中で、
どの音を拾って、踊るかという高等技術もできるようになります。

脱力により、自然な動きが導かれる

音がしっかりと聞ける状態であれば、
あとは、その音に身を任せるだけになります。

練習した動きとかをやろうなんて気持ちではなく、
ただ、音に任せるだけの感覚を掴めます。

というより無の状態なので、
無駄な自我を排して、純粋に音に反応し踊ることができるようになります。

これが実現できると、
ダンスバトルの中であっても、多幸感を感じる体験を得ることができます。

ジャッジに評価されるかどうかは別ですが、
確実に自分の踊りが出来た状態にはなります。

頭の中を無にするには日々の瞑想を繰り返すのみ

ダンスバトルの瞬間にこの状態に持っていくには、非常に困難です。
その困難を乗り越えるには、瞑想を繰り返し実践することが大事です。

私は、瞑想を朝晩10分ずつ行う事で瞬間的な無になる術を身に付けました。

ただ、これはとても苦労して身につけた習慣というより、
ハマってハマってしょうがないという状況で身に付けれたので、
これを読んでいるあなたにとっても非常に簡単なものだと思います。

瞑想について、様々な研究や意見がありますが、明確に断言できるのは、
瞑想によって、脳内物質のセロトニが活発になると言う事です。
これは、多幸感を感じる状態になるという事です。

つまり、瞑想をすると幸せな気持ちになるので、
ダンスバトルで無の状態になりたいから、努力しよう!なんてストイックな気持ちではなく、
疲れたー誰かマッサージしてーみたいな感覚で、
瞑想するみたいな感じで、日々の小さな幸せの為にやる事ができます。

こんな緩い雰囲気で書いてますが、
ちょっとダークな感じで表現すると、きっとドラックの効果と似ているものだと思います。

私も、初めて瞑想し、初めて無の感覚に包まれた時に、絵も言えない幸福に包まれました。
そして、次の日も早く、瞑想したい!あの感覚をもう一度!と
完全に中毒者になっていました。

表現が行きすぎましたが、言いたいことは、瞑想を継続するのは、
とても簡単なので、ぜひ最初の一歩を踏み出してくださいと言う事でした。

次回は、瞑想のやり方について解説します。
私なりに色々な書籍を読み漁り、辿り着いた最も簡単な瞑想をお伝えしたいと思います。


沖縄の綺麗な砂浜でご機嫌なタミーと私

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