キャッチコピーはお大事に
おはようございます。
社会福祉士×ダウン症児パパのTadaです。
Tadaのイントネーションはルルと同じです。
民生委員
ご存知だろうか?
地域の福祉を支えてくれるありがたい存在だ。
その位置づけは、厚生労働大臣から委嘱された非常勤の公務員。
その活動は地域の家庭訪問、サロン活動、定期的な会議など多岐にわたる。
これら全て無報酬。一応活動費というものは出るけどほぼ実費なので訪問やサロン活動に対する報酬は存在しない。
本当に善意で成り立っている仕事のひとつ。
ただ、このままではそう遠くない未来にこの仕事はなくなるかもしれない。
なぜって?
それはもちろん対価が見合ってないからだ。
善意だけで社会が成立するほど今の日本は豊かではない。世界のなかに溶け込むにつれ奉仕の精神は残れども、奉仕だけではままならない現実が存在している。
なりて不足
長らくの課題だ。
世間一般で高齢者と言われる65歳でもまだまだ若手。そんな社会。
なんとか新たな人材を確保しないと、地域の福祉を支える存在が消滅してしまう。
そんななか、民生委員たちが加入する組織である全国民生委員児童委員連合会は、なり手不足解消に向けた強烈な一手を打った。
それがコチラ
こ、これは、、、
ダメでしょ。
なり手不足なのに、パフレットに
「探してください!」
って。
他力本願もいいところでは…
HPにあるこのパンフレットの活用法はこう書いてある
これを誰に届けていけば、なり手が見つかるのだろうか。
個人的にはストレートに
「やってみませんか?」
くらいでいいのではないかと思う。
一番デカデカと書かれているワード以外はこのパンフレット、結構いい出来なのだ。それがまた実に残念。
国の制度であるならば、なり手不足を解消する仕組みは国が責任を持って取り組むべきだと思うんだけど違うのかな。
とにもかくにも今回の件で感じたことは
タイトルにもあるように
キャッチコピーはお大事に
である。
どんなに他が素晴らしくても
一番伝えたいところにガッカリが配置されると
すべてガッカリになってしまう。
カツ丼でカツが激マズみたいなもんだ。
とはいえ、民生委員はとても大切な仕事だ。
なり手が尽きることなく続くよう応援しているので今日はこんな投稿をしてみた。
ご興味のある方はHP見てみてね。
おわり。