【読書感想】失敗図鑑 すごい人ほどダメだった を読んで
概要
世界の偉人たちも失敗をしそれをこう乗り越えた!を紹介する本。とても読みやすい文体とイラスト多めの書籍でした。
ダリ・ピカソ・ベートーベンなど芸術家からベーブルースや野口英世、カーネルサンダースまで様々な分野の著名人の失敗と復活を紹介していて、「すごい人の失敗」から勇気付けられ、その失敗からの「復活方法」を学べる、さらっと読めて勉強になる本だと思いました。
以下に特に印象に残った失敗談を紹介します。
社会でのヒント
二宮尊徳(別名:金次郎/きんじろう)さん
失敗:逃げ出す
詳細は本を読んでいただきたいので省略しますが、農村復興プロジェクトに心血を注いで取り組み徐々に協力者も現れる・・・軌道に乗り出したと思いきや快く思わない人たちに邪魔され復興は遅れます。進まない復興と自分に反対する人の声に耐えきれなくなった金次郎さんは逃げ出します。温泉に逃げ体の傷は癒えたものの心の傷は癒えません。そこで金次郎さんは断食を行い自分を見つめ直し、21日に及んだ断食で少しずつ考えが変わっていきました。善と悪。好きと嫌い。そんなものはそもそも存在しない。世の中には絶対の悪人も絶対の善人もない、全ては自分の心で作り出したもの。自分の心がその人を悪だと思ってしまえば、その気持ちは相手に伝わる、伝わってしまえば相手も自分を嫌いになる。それだけのことだ。と。
心の強さを得た金次郎さんは無敵でした。何しろ敵がいないわけです、金次郎さんを嫌っている人たちとも何事もなかったよう普通に話す。そんな金次郎と話していると金次郎を嫌っていた人は自分が恥ずかしく思え、ついに邪魔をする人はいなくなった。
この考え方は人間関係で悩みがちな集団生活(社会)で大いに役立つと思いました。
最後に
金次郎さんのように様々な偉人の失敗談が乗せられていて、いろんな角度からの物事の考え方・捉え方、また信念に気づかされる本でした。
では最後に出版社のコメントを以下に引用します。
「失敗したって、いいじゃん! 」と朗らかに思える子どもが増えたら、
もっとこの世は楽しくなる!
まさに!失敗を怖がる自分にも突き刺さる素敵なコンセプトだ!と思いました。
失敗したっていいじゃん!
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