【抽象概念警察】 独断と偏見
ご覧いただき、ありがとうございます。
國山 弾(くにやま だん)です。
↓日常に蔓延る言葉遣いに関して思うことを書いたんですが、もう脳内が止まらなくなってしまったので、色々と書き留めておこうと思います。
ちなみにですが、この手の言葉の意味や誤用にツッコミを入れる、というコンテンツは、TBSラジオ「アフター6ジャンクション」が元となってます。非常に面白いので、聴いてみてください。
今回の言葉は「独断と偏見」です。
このフレーズ、やたらと色んな場面で聞きませんか?
誰の発言が元になったのか、それは検証のしようがないんですが、なぜかこの二語が合わせて使われるのです。
実際に独断と偏見で行っているものなら良いのですが、大抵の場合が「独断」か「偏見」のどちらかを言う場面なのに、両方合わせて言っているのです。
特に「独断」の方が酷く、自分の〇〇ランキングなどを言う際に「独断と偏見」と言っているケースが多々あります。
自分の意見を言うだけなので、当然「独断」に決まっています。「偏見」だけで良いはずです。
「独断」とは、本来は多くの人数で議論すべきものを自分の判断でやっています、ということです。
自分で勝手にやっていることに、いちいち「独断と偏見」なんていう前振りは必要ないのです。
では、また。