今日の発見🔍 自宅で歩くために
うどん県OTのだんです。
日々の臨床現場の中で見つけたことや再確認したことなどをまとめていく「今日の発見🔍」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありませんのであしからず。
自宅で歩くために
今回は左片麻痺の方との発見です。
この方は四肢の麻痺は軽度ですが中々歩きにくい方で、一緒に歩く練習をしていました。
自宅での実用機能としては杖歩行レベルですが、練習では独歩にチャレンジしていました。
そんな折に看護学生さんから「自宅では杖なのに、なぜ独歩の練習をするんですか?」という質問がありました。
そうなんです。
あえて難しことにチャレンジしているんです。
なぜでしょう?
杖歩行が実用的になるために、杖歩行の練習をすることはとても大切です。
ですが、それよりも難しいこと、独歩にチャレンジすることで杖歩行の難易度が下がります。
そうすると、杖歩行に戻った際に余裕をもって歩くことができます。
難しいことにチャレンジするとその後が変わるんです。
そして、日常生活を考えると、常に杖歩行ができるわけでなく、ふとした瞬間に独歩が必要になります。
そういう時に、難しいことを練習した成果が得られるわけです。
この方は杖歩行だから杖の練習をしましょう。
この方は車椅子レベルだから車椅子の練習をしましょう。
ではなく、少し難しい課題にチャレンジしてみてください。
きっと、その後が変わりますよ。
あらためて勉強です📚