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今日の発見🔍 トランスファー

うどん県OTのだんです。
日々の臨床現場の中で見つけたことや再確認したことなどをまとめていく「今日の発見🔍」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありませんのであしからず。

トランスファー

今日は左片麻痺の方との発見です。
トランスファーとはベッドから車椅子、車椅子からベッドへ(他にもありますが)の移乗動作になります。
今日は病室に訪室した際に隣で治療していた新人PTさんが、「トランスファー手伝ってくれませんか」という依頼がありました。
ご挨拶してトランスファーをしようとしましたが、この方の第一声が「怖い・・・」とのこと。
ん・・・?
簡単にトランスファーをして自分の担当患者さんの所に行こうとしましたが、このままでは車椅子に乗れても、この方は怖いままになるなと。
そこで、トランスファーのための準備を始めることに。

まずは、なぜ怖いのか?何が怖いのか?を探っていくことから始めました。
身体を観察すると、足は床についておらず、身体は後方にのけぞっていました。
きっと、前方に倒れそうなのではと推察。
そこで、ベッドの高さをコントロールして足底が床につく高さにしました。
しかし、つま先で突っ張り、さらに後方へとバランスを崩しました。
なので、後方から接触して、支持基底面を広げていきました。
すると、怖さが減ってきました。
そこから、リーチとともに前方への重心移動を促していきました。
目標物を設定するとリーチアウトしやすく、それとともに重心移動も行え、端座位保持も軽介助で可能になりました。
よし!と思ったところで、トランスファーに移行です。
怖さがなくなったことで、すんなりとトランスファーもできちゃいました!

考えてみた

離床のためにトランスファーも必要ですが、トランスファーのためにも治療が必要です。
なぜ、トランスファーができないのか。
なぜ、怖いのか。
細かいところですが、そういうところをクリアしていかなければ、生活の幅は広がりません。
もう一度原点に帰って、なぜを考えてみましょう。

あらためて勉強です📚

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