見出し画像

28歳、新年早々ベンチャー企業をクビになった話。

2025年1月、年が明けて間もない頃。2年半勤めたベンチャー企業にクビを言い渡されました。

正確には、「事業方針が大きく変わり、あなたが主に関わっている事業がなくなる」と告げられたのです。実質、退職を迫られた形でした。



私が働いていたのはニューロマーケティングを営む小さな会社で、製品評価を中心にデータ分析を担当していました。
年末までほとんど予兆はなかったのにも関わらず、仕事始めの2日目に急な社長面談があり、突然の通告。「やっぱりか」と思う反面、心の底ではショックが隠せせませんでした。

◼︎クビを言い渡された瞬間の心境

正直なところ、ちょっと前から「会社辞めさせられるかも」という予感はありました。

私が勤めていたベンチャー企業は社員の入れ替えが激しく、2年半の間に5人が入社・退職を繰り返していました。その中にはお世話になった上司も含まれ、彼が退職した半年前から、私が一番勤続年数が長い社員になっていました。

さらに、秋頃から徐々に任される仕事量が減らされ、「そろそろ私の番かも知れない」とどこか違和感を覚えていました。
そうした予兆があったとはいえ、いざその瞬間を迎えると「自分はもう必要とされていないんだな」という感情が湧き出てきて想像以上にショックでした。
泣きはしませんでしたが、やはりその日は心がざわついて仕事に集中できませんでした。

◼︎クビ宣告後、私が取った行動

落ち込んだのも束の間、一晩悩み抜いた後、「この会社に残っても、私にメリットはない」と次の日には覚悟を決め、1月末で退職することを決断しました。

有給が12日余っていたので、退職届を出した後に出勤したのはわずか2日間。
仕事の引き継ぎも退職に伴う手続きもたったの2日で終わらせるという、一般企業じゃあり得ないスムーズさで、終わってみれば「こんなにあっさり終わるもんなんだ」という印象です。

これもベンチャー企業ならではのスピード感なのかも知れません。

◼︎ベンチャー企業で働いた2年半の収穫

突然のクビ宣告にショックを受けたものの、腹をが立つことはありませんでした。
それは、この2年半で得た経験が圧倒的に価値あるものだったからです。

ニューロマーケティングという新しい分野を知れた
マーケティングと脳科学を組み合わせたこのビジネスは、業種を問わず多くの企業と関わることができました
自動車メーカー、飲料メーカー、デザイン会社、エンタメ業界など幅広い業界を知るきっかけとなり、顧客心理を深く理解するスキルを磨くことができました。

・社長のそばで「ビジネス全体」を学べた
ベンチャー企業では、案件の受注から納品までを一通り経験できる環境が整っています
大企業では関われないビジネスの全体像を学べたことは、何よりも大きな収穫でした。

◼︎今後の計画


実は秋から次のステップに向けた準備を進めていたため、解雇されても慌てることはありませんでした。
2月からは失業手当を受け取りつつ、新しい挑戦に向かって動き出す予定です。

また、今回のベンチャー経験をもう少し深掘りしながら、以下のような情報を発信していきたいと思います。
・ベンチャー企業で働くメリット・デメリット
・ニューロマーケティングの知識や活用法

これらの内容がベンチャー企業で働いている方、あるいはニューロマーケティングに興味がある方の参考になれば幸いです。


いいなと思ったら応援しよう!