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( ^ν^)< FF16 をクリアした!


はじめに

配信でクリアまで遊びました。
プレイ時間 70 時間。
DEMO 開始(ストーリー開始)~ストーリークリアまで、1か月以上過ぎてしまいました。

ありがとう配信規約。
ありがとう吉田。

↓初回アーカイブ

↓最終回



感想

まず初めに、
私がプレイしたナンバリングは、FF5~10、12 になります。
FF9, 10 が好きだな~と思っています。
RiJ の FF10 は作業用動画にいいぞ~と思っています。


そんな私が、事前インタビューを斜め読みしてたり、
DEMO をプレイした段階では、漠然と思ったわけです。

「なるほど、今回の FF16 は、
今までの FF の印象を変えていきたいんだなあ」

なにしろ、イントロで人が死ぬし、血が飛ぶよ。
ダークファンタジー。
シン・仮面ライダーみたいだな、
なんて思ったりもしました。


しかし、進めていくうちに、ぼんやりとした認識は明確になっていき、
終盤で結論は固まりました。

「なるほど、今回の FF16 は・・・アンチ FF だな!」


※ここでいうアンチは、反転してるという意味で、
一般的に使われるアンチファンの意味合いではないよ。




序章、弟ジョシュアは(召喚獣姿だけど)マウントパンチで惨殺され、
主人公の兄クライヴは奴隷堕ちします。
ヒロインのジルも連れ去られ、
国は崩壊、王様、兵士たちは虐殺。
文字通り、血沸き、肉踊ります。

これもみんな、母アナベラってやつのせいなんだ! 許せねえ!

う~ん、ダークファンタだね。
ダークさというもの自体は、昔の FF でもありますが、
(ベッドシーンとかも含めて)こういうダークさは、お初でしょう。
ちなみに私は、裸が出る度、よしよし言ってます。



中盤からの目標として、
「各地に点在するマザークリスタルを破壊しよう!」
が掲げられます。
並行して「アルテマとかいう、なんか黒幕っぽいおっさんを倒そう!」
も目標になったみたいです。

上記とは特に関係ないですが、今作では野生のチョコボも分布しており、
いきなり切りかかって殺せたりします。
野生のチョコボを確保しろ!とか、ここ掘れチョコボ!みたいなミニゲームはありません。
(※ほぼメインクエストだけやってたので、あったらメンゴ😝)

飛空艇も大昔の遺跡としてボロボロの姿で登場して、
終盤、大空へ飛び立つなんてこともありません。
最後までみんなのアジトとして湖に浮いてます。

シドも死にます。

いずれの要素も、その時点では気にしてないですが、
後から考えるとクリスタルとアルテマの破壊、撃破とか、
チョコボ殺し、廃棄飛空艇、シド死亡・・・
FF の象徴が次々と破壊されていることがわかります。

ゲームシステムに目を向けると、
戦闘も従来のコマンド入力、ATB の類型ではなく、
スタイリッシュなアクションに切り替わってるので、
システム面的な意味でも破壊されてるといえます。
(FF は毎回システム変えてくる作風だし、
FF15 はやってないけど、同じくアクションの気がしますが)

破壊してるね~。
まあでも、このくらいだと反 FF とまでは断言できなさそう。
私は率先してチョコボ狩りしました。
そなたこそが、真のチョコボイーターよ。


そして最終決戦、
CERO D を活用して、ヤることヤッたジルは特に同行せず、
代わりに同行したバハムート中村は死亡。
フェニックスジョシュアきゅんも死亡。

残された2人、
状況説明おじさん(アルテマ)と、君生説教おじさん(クライヴ)による、
熱い論破バトルが幕をあける!


アルテマ「最後の幻想<ファイナルファンタジー>するぞ!」
クライヴ「究極の幻想<ファイナルファンタジー>終わらせるぞ!」


鋭い痛みがゆっくりやってくるッ!
999999


そして探求の旅は終わった・・・


END…



セリフとして、独白として、
明確にファイナルファンタジーを終わらせに来ました。
加藤、脱帽です。

バトルはクライヴ単品で戦うしかないし、
ヒロインは対して話に絡んでこない(印象を受ける)しで、
終盤に進むにつれ、過去 FF とは逆の方向に突き進むことをコンセプトとしまくってるな、という認識を固めていきましたが、
まさかセリフでまで分からせてくるとは・・・

心胆寒からしめられました。

Cパートでも、
ファイナルファンタジー(著・ジョシュアきゅん)は神話だ、
もう魔法は使えない、新しい時代を生きていくんだ、
と残心を忘れず保っています。

一本!
勝負あり!


FF を〆る気満々の作品でした。
お疲れさまでした。




まとめ

FF16 の感想はアーカイブでも語ってますが、
雑ゥ~にまとめてしまうと、以下のようになります。

  • 話は面白くない上にずっと辛気臭く、絵コンテは微妙。
    操作感も色々こまごまと小さなストレスが蓄積していくので、
    プレイしてて楽しくなく、再プレイする気がでない。

  • バトルは慣れてきたらワーワー楽しめてよいけど、
    操作練度あげて敵をスピーディに倒したい、とまではいかない。

  • アクティブタイムロア(いつでも表示できる Tips)は超最高

シナリオとバトルの評価は、ゲーム始めたころに比べて逆転しました。
いつでも Tips はすべてのゲームで搭載してほしいくらい好き。
(実装大変そう)


個人的には、面白さ至上主義なので、
これまで上でまとめてきた、伝統ある FF が破壊されているとか、
話が暗いとか、バトルがコマンド式じゃないとか、
その辺りは特にマイナスポイントではないです。

この作品面白いなあ、って感じられたら、
そういった部分はプラス要素として語ることができるし、
マイナス部分は見ないフリもできます。


個人的には、FF をぶっ壊す! FF を閉じる!
という制作方針と意気込み(私の想像)は、
とても共感できました。

長寿シリーズのナンバリングに感じる閉塞感、伸びしろのなさ、
コンテンツの出来ではなく、「大作の新作」という概念へのアンチの発生。
作るのめちゃ大変そうです。
FF16 からは、自身が過去に好きだったゲームへの介錯みを感じました。


まあでも・・・

どうせシリーズを閉じるんだったら、

みんなの力で、
ウォーーーー!!
倒したーーーーーー!!!!
みんな生きてるーーーーーーーーー!!!!!
探求の旅、THE ENDオオオォォォォォォ!!!!!!!!!!

で締めてくれよな・・・
と思うよ。


みんなの力を合わせて、みたいなシーンがなかったように書きましたが、
実は似たような展開はありました。
今まで出会って関わってきた人々の思いが、自我としてクライヴに宿るとかなんとか。

でも、なんというか、そういうことじゃないです。

ED 後、ジョシュア、ひいてはクライヴは生きてる説があるそうです。
だからこそ、ファイナルファンタジー(著・ジョシュアきゅん)が現存してるとかなんとか。

でも、なんというか、そういうことじゃあないんです。


やっぱ FF9、FF10 が好きだからさ・・・
FF9 の大団円感は素晴らしいし、
FF10 も主人公が消失 END ではあるけど、
物語の構成、締めの鮮やかさが、喪失感と相まって、
感情マックシェイクになるんじゃ。
気持ちええんじゃ。

でも FF16 は、反 FF だから・・・

皆で力も合わせないし、
ヒロインは脱童貞要因だし、
一貫して辛気臭いし、
その割にシナリオのおいしいとこだけ映して過程をすっとばすから、
ジルが本懐遂げてもカタルシスもないし、
唯一最初から積み重ねてたアナベラは、スッとしんじゃうし、
ラスボスはサザエのつぼ焼きみてえな目だし・・・

ダッシュ移動を任意でできねえし、
チョコボ操作しづらいし、
メリットが薄そうな長押し決定を多用するし、
ワールドマップがスタートメニューの中に併設されてて、
一回開いちゃう度に時間とられるし・・・

う~~~~~~~~~~~~~~~ん。


面白くねえ!(どんっ!)






FF 16 は FF を破壊した。
しかし過去にはできなかった。
そう思いました。

ナンバリングがまた作られるか、
脱ナンバリングになるかはわかりませんが、
次回作を期待しています。




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