週報9月①
リッピングしたもの
Vinyl
Zeus B.Held - Attack Time(1981)
Zeus B.HeldはBirth Controlに1973-1978までオルガンで在籍していたことで知られるミュージシャン/プロデューサー。まあバンドの全盛期ですね。近年ではグルグルのマニさんとも一緒にやっており、2024年現在正式メンバー(wikipediaより)。アルバムはシンセの飛び交うコスミック・ファンクで、"Drive My Car"のうにょうにょしたカバーが何よりもこのアルバムを表している感じ。
Joe Jones - In Performance(1977)
アメリカ出身、フルクサスにも関わったJoe Jonesの77年発売の最初のソロ作のリイシュー盤。太陽光で動く自動演奏装置を制作していた人と記憶しています。自身によるイラストも目指す演奏イメージが伺えるようで良い。ライナーノーツはオノ・ヨーコ。一定間隔のベースのような音の上でグラスや金物系、弦楽器などが周期的になっていると思うのだけどレイヤーが重厚すぎてなかなかにカオス。ジャーマンロックのよう。
Pete Fine - On A Day Of Crystaline Thought(1974)
サイケデリックロックバンドThe Flowのメンバー。ブルックナーに影響され、シンフォニック路線に転換。独学でオーケストレーションを習得。ギターも12弦を中心に弾くように。これは唯一のソロ作。サイケ名作としてサイケリスナー向けにおすすめされていた覚えがある。ギターを中心に重厚なコーラス、ストリングス、フルートなどが加わり、フォーク・プログレだなあという感じもするが、音はアコースティック寄りで軸足はフォークに載ってる感じが特徴的。プログレリスナーよりアシッド・フォーク/サイケリスナー向けにおすすめされるのも納得。
Movietone - Useless Landscapes(1996)
英国はブリストルのバンドMovietoneの1994年EP。ブリストル音響派とかあったなあ。昔Maher Shalal Hash Bazを観に行った時に、一緒にツアーを回ってたのがMovietoneで、実際に観たのもあり個人的に印象に残っている。Third Eye FoundationのMatt Eliott、Flying Saucer AttackのRachel Brookが在籍したこともある。サイケデリックロックというよりフォーク~アコースティックな歌もので、ローファイっぽくて、Galaxie 500みたいな感じでもあるのかな…ドリーム・ポップとも書かれている。
GAME
なにげレゲエなゲームの曲シリーズ。
ドラゴンスレイヤー英雄伝説II/1992年発売(PC-88)/原曲:石川三恵子、白川篤史
老舗メーカー日本ファルコムによる現在も続くRPGシリーズの2作目。ドラゴンスレイヤーと付いているのは最初はドラゴンスレイヤーシリーズとして展開する予定だったそうな。92年のPC-8801版を皮切りに色んな機種で出まくっている。まあそれはそうとして、街のテーマがレゲエでいいですねというのが今回です。上記動画はPC-9801版。
SFC版(エポック社)はその音源のチープさをよく馬鹿にされたりしますがまあいいところもあるので…。PCE版(ハドソン)は米光亮氏編曲によるバッキバキのコンプサウンドやゲートリバーブがファンの心を掴んで離しません。90s初期サウンド好きもどうっすか(いや、90年代初期でこのサウンドはすでに古い可能性もある…?)。