週報10月④
リッピングしたもの
Vinyl
Philippe Doray / Asociaux Associés - Nouveaux Modes Industriels(1980)
フランスの詩人/作詞家Philippe Dorayによるプロジェクトの2nd。Asociaux Associésを従えての演奏。仏のフリージャズ再発に強いがなんかセールにかかっちゃってるのが多いSouffle Continuから。内容はかなりヘンテコでロバートワイアットみたいの、ミュージックコンクレート、電子音、ニューウェーブでSHE Ye,Yeの「仏版Faust」が言いえて妙。Thierry MüllerとRuthというプロジェクトを通じて繋がっており、この人のILITCH関連も面白い。
Dieter Schütz - Transvision(1981)
クラウス・シュルツェのレーベルInnovative Communicationからの一枚。プロデュースもクラウス・シュルツェ。Skyレーベルにありそうなシンセポップ~プログレ風AOR。実際この後Skyレーベルからシンセポップ風の作品を出している。上の動画やサブスクの音質がすこぶる悪いのはなぜ?LPは普通でした。CDの再発はどうなのかな。
Akitsa – Goétie(2007)
カナダはケベックのプリミティヴ・ブラックメタル(Raw Black Metal)のデビュー作。オリジナルの再発盤でカットした曲を含む2016年完全版。徹底したローファイとノイズ。一部フォーキーなアプローチで暗黒ゴシック感が出ていていいですね。
GAME
この回に続いて『メトロイド2』や『ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝』『メイドインワリオ』などの作曲に関わった吉冨亮二氏関連。メイドインワリオ(GBA,2003)のホームページに「着メロきくマシーン」というのが(ジミー・Tというキャラの個人HPという設定)ありまして、これはボタンを押すとイメージアイコンと共にややローファイなジングルが流れるというもので、これがなんか好きで影響を受けてました。後から知ったのですがワリオランドアドバンスの「CD集」という要素とほぼ同じもので、こっちのほうが曲も多いです。これらのジングル、フィールドレコーディングっぽいのからアンビエント、実験電子音っぽいのまであり小さくまとまった感じとローファイさがとても良い。
あ、着メロきくマシーンはいにしえのFlashコンテンツなので、Ruffleというエミュレータで再生してください(インストールは自己責任で)