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ホメオタシス(homeostasis)について

「変わること。」には勇気が必要。
体も心も変わること。を基本的には拒否するようにできている。
現状維持が楽なのはそのせいだ。
体にとって、体内環境が一定で変わらないことは良いことが多いけど、
心にとってはそうでない場合も。
良いように変わるために上手に自分の心へ語りかけることがコツ。
体もよりよく変わりたいなら、システムを理解してうまく働きかければ良い。

身体のホメオタシス(恒常性)
ホメオスタシスは、生物が外部的または内部的な環境の変化に置かれても、体内環境を一定に保つようにする仕組みのこと。これが正常に機能していることで、生物は生命を維持することができる。
例えば、気温にかかわらず体温を36度に保つ。 体内の水分量を一定に保つ。ダイエットをしても体重が減りにくい。などがそれ。
外からストレスや刺激が加わり、体内のホメオタシスが乱されそうになった時、3大システムが守ってくれる。
→ ①自律神経 ②内分泌系 ③免疫
この3大システムが2種類のフィードバック+のフィードバックと−のフィードバックをすることでホメオタシスが維持されている。
プラスのフィードバック→機能の働きを強める
例:体温が上昇すると汗をかく→体温を一定に保つ
マイナスのフィードバック→機能の働きを抑える
例:血中の甲状腺ホルモン濃度が高くなるとTSHの分泌が抑えられる→濃度を一定に保つ

①自律神経は呼吸・心拍・血圧・体温・発汗をコントロールする。
交感神経→身体を戦闘モードにする(ノルアドレナリン 心拍がバクバクする)
副交感神経→身体をリラックスモードにする
②内分泌系は血管や細胞を通じ、体の内側へホルモンなどを分泌する役割。
その量を調整して均等を保つことでホメオタシスを維持する。
③免疫は防衛反応のこと。侵入してきた細菌や異物を免疫系がブロックしてくれている。

ホメオタシスがうまく機能していないと、
首や肩が凝りやすくなる。体がだるくなる。睡眠の質が悪くなる。食欲がなくなる。便の調子が悪くなる。などすぐ体が疲れてしまう状態に。

身体のバランスを保つには 
・ホルモンを鎮める 均衡を保つ
・運動する 体幹を鍛える 
・呼吸 腹式呼吸
・皮膚の常在菌をケアする
・質の良い睡眠(α波が出る状態)
・血行促進 体内に酸素を取り込む

心理的なホメオタシス
今のライフスタイルや環境をなるべく維持しようという心理。
心理学的な意味のホメオスタシスが働くと、コンフォートゾーンが生まれる。コンフォートゾーンとは、「快適な空間」のことで、ストレスや不安がなく、安定した精神状態でいられる場所を指す。
自分を変えたい時には、ホメオタシスのコンフォートゾーンを移動させるとよい。
例えば 朝はゆっくり寝て過ごす→朝早起きしてランニングするへ

コンフォートゾーンを移動する方法
①ロールモデル(理想や目標とする人)と一緒にいる。真似をする。
→ホメオタシス同調
②セルフトーク 実現したいイメージを具体的な言葉で自分に語りかける。
ポジティブなセルフトーク 私は〜している 現在進行形のトーク 
→エフィカシー(自己効力感)(未来の自分に対する自信を持ち、困難な課題にも前向きに立ち向かうこと)

これらを上手く使って、心へ変化を促す。
コンフォートゾーンが移動すれば、変わることを心が苦ととらえないので、
よりスムーズ。



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