パッケージとネーミング
今回は私が最近非常に関心を持っている商品パッケージとその商品のネーミングについてこれはいいな!と思った商品を例に挙げて紹介させて頂き、この記事を読んでくだっているお客様の中で今後パッケージの変更や新商品のネーミングを考えている方へ何かヒントになればと思い、私なりの考えを書かせて頂きます。 まず一つ目はネーミングでこれは面白い!と思った商品に地元の居酒屋さんで出会いました。《となりのおくさん》?みなさん何の商品かご存知ですか?
この商品実は宮崎県の神楽酒造さんの麦焼酎の商品名なんです!男性の方でしたら大抵の方興味持ちませんか?まさに男心をくすぐるネーミングですよね(笑)他の名の通った銘柄の焼酎もありましたが、男性だけで飲みに行った私は味も知らないのに迷わず「となりのおくさんください!」と注文、すると店員さんが「何十代のおくさんがいいですか?」と返してくれました。この時点で一緒に飲みに行ったメンバーは会話が盛り上がり非常に楽しい飲み会になりました。まさに男性客の心理やツボを考えたネーニングになっていますね!また関連商品として《もとかの》《いまかの》というこちらは鹿児島県のさつま無双さんで製造している芋焼酎になります。みなさんも見つけましたら、是非飲んでみて下さい。ネーミングだけではなく、キレのある美味しい焼酎です。
二つ目は先日九州へ出張した際、妻と娘にお土産を買おうと入ったお店で見つけた色とりどりの小さな綺麗な箱?思わずこれ何の商品だろう?と手に取ってみるとこの商品は金平糖でした。赤の箱はイチゴ味、紫色の箱は葡萄の味というふうに12種類の箱が綺麗に陳列されており、味は分からないけどこれは女性が貰ったらきっと喜ぶだろうと何個が買って帰宅するとやはり娘は大変喜び、もっと箱が欲しいからネットで注文して欲しいと頼まれ、後日ネットで全12種類を注文することに(泣) さてこの二つの例で共通点はどちらも
1.その商品に関して何も知識がないのに注文している(手に取ってみる)
2.購買するであろう客層にターゲットを絞ったネーニング、パッケージになっている。
3.インパクトのある商品名や商品になっている為、強く記憶に残っている。
この3点ではないでしょうか。馴染みの常連客や昔から地元に住んでいる方達は、「ここのお豆腐は美味しいね」とか「うちで使うお味噌は昔からあの味噌屋さんから買っている」というようにもともと知っているお客様はあまりパッケージやネーミングは気にしないのかもしれませんが、今後売上をもっと伸ばしていきたいと考えるのであればその商品やお店のことを全く知らない方でも、「えーこの商品なんだろう?」「この商品名面白い!」と興味を持ってまず、手に取って頂ける商品作りをしていかなくてはと思います。弊社でも今後今まで以上にお客様のツボを捉えた商品作りを考えており、納豆、煎り豆の容量の変更やパッケージの見直しを考えているところです。何かアドバイスありましたらよろしくお願いいたします。