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文学フリマ京都9出店/東京との比較やブース設営の課題など

2025年1月19日、京都市勧業館みやこめっせで開催された文学フリマ京都9へ、大和堂として出店してきました。
当ブースへお越しくださった方、お買い求めくださった方、ありがとうございました。
うれしいことにすっかり常連となってくださっている方や、ご新規でも黄表紙が好き、江戸が好き、怪談が好きという方方にお会いできて、私の幸せ数値爆あがりの数時間でした。
スタッフの方々もお疲れさまです。
(今放映中の大河ドラマ「べらぼう」風に言えば、ありがた山の寒がらす!)

当日の設営はこんな感じでした

ちなみに当ブース「大和堂」では、江戸時代の絵入りの草双紙・黄表紙をはじめ、江戸時代初期の道中記や怪談の現代語訳などを出しております。
特に黄表紙の現代語訳「黄表紙のぞき」は、大河ドラマ「べらぼう」がもっと楽しくなること請け合いの本ですので、ご興味ある方は通販もスタートしましたのでご覧ください。
「黄表紙のぞき」

では、感動が冷めないほかほかのうちにザクっと、2024年12月1日開催の文学フリマ東京39との比較や感想、宣伝やブース設営についての工夫で思ったことなどを書いてみたいと思います◎
→大和堂の通販はこちら


文学フリマ京都9に出店した感想


文学フリマ京都9と文学フリマ東京39の比較

今回の文学フリマ京都9の来場者数は、
5,574人 (出店者: 1,313人・一般来場者: 4,261人)
ということで、文学フリマ京都としては過去最多、公式さんの予想を上回る人数となったそうです。

ただ、前回(2024年12月1日開催)の文学フリマ東京39の来場者数は出店者、一般来場者あわせて1万5000人近くでしたから、やはり東京は化物級の別格ですね。

当ブースも今回の京都では初動がゆっくりで、これはかなり危ないな…とひやひやしていました。
しかし、最終的に当ブースの売り上げは東京の約半分ほどまで伸び、かなり持ち込んでいた「黄表紙のぞき」や「怪し噺」なども閉場間際には完売。
なかなか上々だったのでは、と胸を撫で下ろしました。

実際に一般来場者の方の感想を見ると、開場までかなりの列で待機されていたようです。
やはり文学フリマの熱気はすごい!
祭りだ祭りだ〜。

文学フリマ東京39では、会場がビッグサイトになったり、大手出版社やプロの作家の参加も多く、巨大化するイベントを危惧する声もありましたが、今回の文学フリマ京都9ではある程度お目当て以外のブースもあちこち見て回れる規模で、そこまで出版社やプロ作家の出店も多くなかったかと思います。

だから、文学フリマ東京39が巨大化しすぎていて合わなかったなー、もっと交流したかったなーと思った方は、東京以外の他のエリアの文学フリマに出てみるのもいいかもしれません。

私が関西人で関西のイベントによく出ていることもあって、もうすっかりお馴染みになってくださった常連さんたちに支えられたことも大きかったですが、大河ドラマ「べらぼう」の話などで盛り上がった初めてましての方もたくさんいらして、口下手ながら黄表紙や江戸の旅、怪談について、あれこれ話せたのも楽しかったです。

買ってくださった方のポスト

とてもうれしく励みになります!
ありがとうございました。
お楽しみいただけますように◎

より良い宣伝や設営ブースの仕様を考えてみる

<宣伝について>
私は主にXでポストしていますが、これもまた前回の東京は出店者が多いだけに宣伝ポストも大量で、うっかりすると埋もれてしまうという危惧がありましたが、今回の京都ではそこもそれほどではなかったかと思います。
気合を入れて頑張っていましたが、文学フリマの公式さんが仰っているように開催三日くらいが肝かと。
ですので、東京の場合はともかく、他のエリアなら一ヶ月前に一旦文学フリマに出ますよという告知を出し、一週間前くらいからポツポツ、三日前からは連続で毎日しっかりアップ、という流れが一番良いのかなーと今のところ感じました。まあ、何事もトライアンドエラー。

<設営について>
出店しているとあちこち見回れないものですが、なんとか少し回ってみて思ったのは、「何の本か?」が意外にも目立つようにPRされていないブースが多いように思いました。
「見てもらえるだけでいいです」
と言われても(私も言っちゃうよ、わかるよ!でもできたら買ってほしいよね?)、さすがに全く興味のない内容だと手に取るのも憚られるので、中身が推測できないものは遠慮してしまいます。
そこで、例えば当ブースなら、「江戸!」「黄表紙!」「道中記!」「怪談!」といった要素をしっかり大きく書いて目立つよう貼りだす…というくらいしてもいいのかなと思ったので、次回はそのあたりもう少し気を配って設営してみようかなーと。
ちょっとでも興味をもってくださる方を、一人も取りこぼさない、つよいつよい気持ちが大事!
そう思うと本屋さんのポップには、やはり学ぶところが大きいですね。よし、本屋さんに行ってよくよく見てこなければ!

本もいいけどグルメもね!

今回の出店は京都観光も兼ねていたので、前から行きたかったカフェに行ったり、文フリ終了後の打ち上げに海鮮居酒屋でカニをむさぼったりしました。
京都はラーメンや町中華、パン屋さんもたくさんある!
文学フリマのついでに立ち寄れる、そのエリアのグルメガイド本があったら買っちゃうなー。
どなたか作ってくれないかな(笑)
私もそのうちnoteにおすすめのお店を載せるかもしれません。ムフフ。

おわりに

以上、文学フリマ京都9の振り返りでした。
大和堂としては、京都、大阪、東京をメインに出店しております。
次回は文学フリマ東京40<5月11日(日)/東京ビッグサイト>に出店予定です。
お目にかかれたらうれしい限り。

PS.通販もやってます

アリスブックスという通販サイトで、通販もスタートしています。よければぜひチェックしてみてくださいね。
絶対面白い。もうこれは確実!
アリスブックス 大和堂ページ


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