『企画のメモ技』に学ぶOUT✕発想術
先日、インプットとアウトプットについて学んだ本をご紹介しました。インプットとアウトプットはバランスが大切で、ちょっとアウトプット多めに活動することが必要と学びました。
さて、INがあればOUTがあるのですが、OUTに限界が来たら…その時はどうしたら良いでしょうか?企業戦士の方々はOUT、OUT、OUT…常にアウトプットを求められますよね。私も同じです。
そんなアウトプットを続けるための技がありました。
紹介してくれる本がこちら。
『一生仕事で困らない企画のメモ技』(高橋晋平著、あさ出版)です。
これができれば「なんか新しい商品考えてよ~」という無茶振りにも4~5案なんて余裕でレスポンスできますね!
まずは大量のメモ(財産)を蓄えよ!
まずは大量のメモを蓄えます。
この時メモしておくことは「欲しいと思うものごと」だけ。
つい書いてしまうのは「あーゆうの流行りそう」(面白い)とか「こーいうのあったらバズりそう」(新しい・斬新)みたいなモノ。これだと思いつきの企画だった…ということが起こり、自分の熱量もないので他人の言葉や思惑で流されてしまいがち。結果、良いものをつくることができないのです。
だから「欲しいモノ・コト」をメモ。
具体的なネタ探し法がいくつか書かれていますが、その中で私も実践しているものをご紹介します。それがRSSリーダーを使うこと。なんで今どき古典的な技を…と思われるかもしれませんが、タイトルをざっと眺めているだけでもピピッ!と来るものがあったりします。
私は情報処理安全確保支援士である都合、セキュリティやITトレンドに関わるサイトを登録しています。セキュリティは情報量が多いので、読んでいる本文は1%未満ですが、タイトルはチェックしています。
ちなみにオススメのRSSリーダーはfeedlyです。
アイディアは質より量から創出される
さあ、アイディアをしてみましょう。
用意するのは「蓄えたメモ」と「目的のワード」です。
まず、欲しいアイディアの方向性を示す「目的のワード」を定めます。ここで新しいコーヒー使った商品を考えるしましょう。そうすると「コーヒー」という言葉を目的のワードとして固定します。
つぎに、「蓄えたメモ」から大量の「欲しいモノ・コト」メモを引っ張ってきて「目的のワード」と掛け合わせるのです。いろんなメモのワードを入れ替えて2種の言葉が混ざりあった時に生まれるアイディアを創造します。
例としてメモから引っ張った言葉が「除菌できる足ふきマット」で、固定のワードが「コーヒー」だとしたら…「コーヒーの香りがして癒やされながら除菌できるキッチンマット」とか「コーヒーかすを圧縮成形した除菌できる玄関マット」とかかな?
あ、上のアイディア出しですが、note記事書きながらガチで創出したのでアホみたいなアイディアになってしまいました。ご承知おき下さいまし。
アイディア発想のポイント
アイディア発想のポイントも合わせて覚えておきましょう。特に重要なポイントが2点あり、1つ目は自由な発想であること、2つ目はメモしたネタと目的のワードに距離が必要ということ。
1つ目は本当に重要です。常識や固定概念は日常生活では必要ですが、アイディア創出の邪魔になることが多々あります。しばらくは思考のスイッチを切り替え、自由な発想ができるように整えましょう。
2つ目は意外なアイディアを創出するため、「目的のワード」と離れた「ネタ」を掛け合わせることです。2つの言葉が近い関係であると掛け合わせた時に無難なアイディアしか生まれません。
例えば「コーヒー」x「生クリーム」など食品と言うカテゴリー内で収まると、どこかにありそうなアイディアばかりが創出されます。そう、意外なモノ同士が集まると思わぬ効果が生まれるのです。
著者はTEDxTokyoに登壇のお方だった…
さて、アウトプット(メモ)とアイディアの発想術を学んできましが、こんなフレームワークを思いついた著者はすごい人では?と思い、グーグル先生にお問い合わせ。
TEDxTokyoに出てた…。
この記事より、5分強の動画が伝える情報量の方が多いかもしれない…。興味を持った方はぜひ見て欲しい。ランダムワードの掛け合わせに「しりとり」を用いるくだりは流石ですね。毎日子どもとやりたい発想術だよ。
おわりに
この本から得られるテクニックのわずかな部分をご紹介しました。本書の前半はメモ技&ネタ集め法、後半はアイディアに創出、良いアイディアの採択法が書かれています。
この発想法があれば一生noteのネタに困らないはず!
・・・ですが、noteの記事にする労力が…アチャー!
本書を読みえ終えてみると、問題解決法と近いと感じました。
一種のフレームワークを使うことで、自身の常識に囚われず、自分の思考の枠を超えたアイディアを創出(問題解決の場合は隠れた解決法の発見)ができる訳で、自分の殻を破る方法としては共通ですね。
そろそろ副業も考えたいなと思うこの頃。
本業をベースにネタをかけ合わせて新たなサービスを創出しますか!