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トライアスロンができるしあわせ

2021年10月31日、全国の大会主催者のみなさんが苦渋の決断をし、開催の延期・中止が出されている中、九十九里トライアスロンが行われました。

地元の方の暖かいご協力、大会関係者、ボランティアとたくさんの方々のお力のおかげで、トライアスロンができるしあわせを感じることができました。ありがとうございました。

九十九里トライアスロン(99T)はWEB説明会、アプリでのWellnes Passport(体調チェック)、事前の選手キットの郵送、当日の検温、レース以外のマスク着用、無観客、密にならないように5秒ごとのスイムウェーブスタート等対策され、安心して楽しく参加することができました。

今年はトライアスロンをはじめて19年目、2019年のコナのチャンピョンシップが、最後のレースで2020年のフィリピンは延期・中止になり、2年間大会から遠ざかってしまいました。

今回参加したのは、オリンピックディスタンスという、スイム1500m・ バイク40km ・ラン10kmの合計51.5kmの競技です。

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スイム会場は一宮川河口で波も流れもない、と思ってましたが私は、上手く泳げませんでした。

冷たく茶色く濁った水で、何も見えません。苦しく息があがり、バトルはないのだけど、濁っていてどこに人がいるのかわからない。蛇行している。

つぶされそうになり恐怖を感じ、「やだ!」と叫んでしまいました。今さらだけど、プールとは違う。海で泳ぐことの難しさを感じてしまいました。泳いでいて気持ちがのってきません。

練習でお世話になったコーチや、一緒に泳いでくださった方々を思い起こしました。練習は嘘をつかないといいますが、嘘をつかないのは、彼らとの練習です。ひとりの練習じゃない、彼らがいたから、頑張れた。

ようやくスイムアップ。お世話になっている白戸太朗さん、女優の田中律子さんが迎えてくれました。ありがとうございました。彼も「彼ら」で練習やレース等でご一緒し、わたしの心を強くしてくださりました。

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スイム会場から、バイクのあるトランジションエリアまでは650mあります。ウエットスーツを脱ぎ、着替えエネルギー補給をしてからバイクスタート。

バイクは九十九里有料道路で走りやすく、気持ちが良い。

スイムからバイクの流れ、これだ、これがトライアスロンだ。

わたし今、トライアスロンしている!楽しい!

トライアスロンができるってしあわせだ。

楽しく短い40kmでした。

ランも九十九里有料道路で、ゆるいアップダウンがあったけど、走っていて楽しかったです。

苦しいときは長く感じるけど、楽しいときは短く感じます。

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ゴール付近で雨が降ってきて、ゴール後雨が強くなってきてしまいました。

今回のレースは、仲間が多く参加していましたがレース中に会えたり会えなかったり。同じ仲間が同じレースを共有し、雨の中でも泥んこになった子どものように、大人の運動会を楽しんでいる。会えなくっても、みんな同じです。

この日、琵琶湖でもディアスロン(バイクとラン)が行われていました。80歳の仲間の挑戦や主催者の情熱も、離れていても伝わってきてました。同じトライアスロンでつながっています。

会えなくっても、離れていても、仲間はわたしのエンジンです。

トライアスロンはしあわせなスポーツです。

レースが終わったあとでもしあわせはずっと続いています。心地よい身体の疲れ、身体を動かし続けた原始的なしあわせと、満足感の心のしあわせ。

たくさんのしあわせをありがとうございます。トライアスロンを開催してくださりありがとうございました。

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