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楽曲・歌詞解説「Reincarnation」

活動開始の第一歩として、この曲からやろうと決めた楽曲、「Reincarnation」
これがどういう曲なのか、歌詞なのか。どういう気持ちで書いたのか。
それは直接会って、この話題にならないと人に話す機会もないので、ここに書くことにした。

■今更ですが「デスベア」のグラフィックって

デスベアの作品として発表していたデザイン・グラフィックは、自分の思想や死生観が根っこにあり、それを「デスベア」というキャラを通じて具現化させたもの。

さらにいうと、一度「デスベアの作品を出すたびに、曲を作って同時に発表しよう」と目論むこともあったけど、当時はまだ忙しすぎてそこまでする余力がなかった…けれど、試しに一度やってみた。
その時のテーマがまさに、「Reincarnation」だった。

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こんなデザインです。モデルは上はアイドルグループ15GERMの抹茶らて利休さん。下の写真はバンド ヒミツノミヤコのぼけちゃん です。

そして、2019年夏の終わりぐらいに作った「Reincarnation」というデザイン/イラストのイメージ音楽。

フレーズは違うし、たった20秒程度の音だけど、イントロの雰囲気は引き継いでいると思う。(フレーズは変われど)つまり、Tシャツ1枚のデザインにつき、なにかしらのバックボーンが基本的にあり、ディティールは変わっても根幹部分は2年たっても変わらないという事です。(全くないロゴデザインなどもあるけれど)

■Reincarnation「輪廻転生」

生けとし生きるものは、いつか死ぬ。
人は死ぬ。
命はいつか終わる。

その事について、人生においてどれだけリアルに感じる事だろう。
今あるこの「普通」がどれだけ貴重で尊いものなんだろう。
それをなくした時、哀しみも辛さもあるけれど、どうしたら「後悔」がないだろう。

そう思っています。

そして、これは「人」や「動物」といった具体的な命だけでなく、例えば自分もやっていたバンドというものであったりとか。

バンドを辞めた一番大きな理由の「視神経の悪化」については、実は2018年の春頃から「その疑いがある」と診断され、ゆっくり治療を重ねていた。

「あぁ、これは俺の”バンド生命”もそのうち終わるんだな」という余命宣告だった。

だからこそ、失敗や反省が生まれる行動はしたとしても、「やらない後悔」はなかったし、ミスをミスで終わらせずどうにか帳尻を合わす補正をして、「やる事はやった」と納得できる行動を繰り返し、「いつか終わるまで」の限られた時間の中で、失敗した事をどれだけ巻き返せるかという考え方で行動していた。

命とか傷とか残酷だとかいう言葉を使っているけれど、
人として、自分の中の至上の愛情の楽曲だと思っているんです。

大切な人(や、ペット)を亡くした事がある人は、そういう想いを。
そうでない人でも、人ではなく「自分が頑張っている事」を。
重ねて聞いてくれたりなんかしたら嬉しいなぁって思います。

音楽的な面での挑戦については
全体的にストリングス(バイオリンみたいなふわふわした音)を多用しているけれど、自分が作る音の世界観については結構ストリングスが大事だと思っていて、それを結構ふんだんに盛り込みました。

いわゆる普通のロックバンドの楽器(ギター、ベース、ドラム)ぐらいしか詳しくないので、どんな風にするのがストリングスアレンジとして優秀か?っていうので、新旧の音楽を色々聞いています。
(そこまで立派なアレンジとか凄い重ね方もしていないけれど)
激しくても、もっと落ち着いてても、今後は基本的に自分の音楽にはこういうキーボードで再現する音が必要だなぁと再認識しました。

そしてドラムも最初は普通の音源を使っていたけれど、「打ち込みの音」で無感情に、そしてチープになってしまうので、有料の(結構高い)音源を購入して、打ち込みをしました。
そしてさらに、ドラマーでもあるエンジニアのアドバイスやダメ出しをめっちゃしっかり受けて、「普通、右手の動きはこうなるから、1打目より2打目が弱くなって…」とかそういう1音1音にも手をちゃんと入れる努力をしました。

■Reincarnation Lyrics

遠く、空の向こうに
汚れた罪を捨てて行った 芙蓉の花よ

不思議な事を信じられたら
泥の水さえも愛でる

近くにいる事がこんなに尊いだなんて
願うよ またいつか 廻り回って会えると いつか

ゆるく絡めた手と手を引き裂いた 現実とは残酷なもの
はさみを握り 刺した手の傷、晴れた日の朝を拒む

「未来」をいらないと投げ出した旋律は
確かに 今ここに ぼくの言葉を載せてる

灰色の朝 後悔の旅 人の業は繰り返し回る

命の繋がりが もしも輪廻を超えたら
いつかは、またいつか 微笑みあえるかな
「未来」をいらないと投げ出した旋律が
確かに 今ここに ぼくの言葉を載せてる ずっと


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著者の主な活動

【DEATHBEAR LIVE ON MUZIK】というTシャツブランドをしています。音楽を感じるようなx自分のメッセージを込めたデザインに、デスベアという熊のキャラクターを可愛くあしらっています。
https://deathbear.fashionstore.jp/

2021年11月28日より音楽活動を再開します。

11月28日、大阪Bodaiju Cafe【初ライブ】
12月5日、名古屋UPSET【初名古屋!遠征!】
2022年、2月11日東京PUNKCATS【初東京】

チケットのご予約受付中!
毎日練習やアレンジに頭悩ませてますが、これも楽しい。ぜひライブに来てもらえたら嬉しいです。

▼ハクイダイスケ公式サイト
https://daisukehakui.work/

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daisukefromhell
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