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コウノドリを見て感じたこと
久しぶりの投稿になります。
皆さんはコウノドリというドラマを見たことはありますか?
TBSで2015年に放送された番組で、周産期医療センターを舞台にした医療ドラマです。
先日このドラマを友人に勧められ、Prime Videoで見ていて感じたことがあったので共有します。
正しい情報を伝えて、真剣に患者に向き合わなければいけない
周産期医療センターは、合併症妊娠や胎児異常など、
いわゆるハイリスク分娩を多く対応している施設です。
ときには胎児や母体の生命の危機をもたらすこともある過酷な現場です。
このドラマはそんな現場での医師や助産師、医療スタッフの葛藤を描いたドラマです。
このドラマの中で、松岡茉優さんが演じる新人産婦人科医の下屋先生が、
患者様の意思決定にあたり、自分の行為が本当に良かったのか、
主人公の産婦人科医、綾野剛さん演じる鴻鳥先生に打ち明けるシーンがありました。
その時に鴻鳥先生が下屋先生に、このように話していました。
下屋の判断が正しかったかどうか、僕にも分からない。
答えはどこにも無いからね。
それなのに僕らは正解のない過酷な決断を患者に迫ってるんだ。
なあ下屋、だからこそ正しい情報を伝えて真剣に患者に向き合わなければいけない。そして患者が決断を下した時、僕らはその答えに対し、ベストを尽くすんだよ。
生む事自体が大きなリスクになる出産に対して、
産婦人科医はその事実を伝えることに終始し、
生むのか生むことをあきらめるのか、決断を迫らなければいけない事があるという事。
1つの情報の誤りが、母体の命、胎児の命に影響を与える
とても過酷な仕事であることを感じました。
情報を伝える側の責任
鴻鳥先生が話していた、正しい情報を伝えること、
これは医療の現場に限らず、
情報を伝えなければいけない人の責任だと思っています。
僕も医療系人材紹介に勤めて1年10か月ほどになりました。
入社当初は求人の知識が乏しく、正直求人に詳しくなくても詳しい風に話さなければいけない状況がありました。
それでもマッチングが生まれることはあって、
そして、そのマッチング自体が良いものなのか悪いものなのかは
判断することはできません。
わかる事はマッチングが生まれたという事実だけです。
でも、この仕事においても、求人について詳しくなること、
看護師の仕事について詳しくなることを怠る事は、
すなわち求職者に向き合う事から逃げているという事です。
求めてくださる求職者様に対して、自分は何ができるのか、
何をしなければいけないのか、答えがなくても、
それを追求し続けることが大事であるとドラマを通じて考えさせられました。
無知は人を傲慢にさせ、博識は人を謙虚にする
僕の仕事は直接的に命に関わることはありませんが、
人の人生・事業所の未来・地域の未来に関わる仕事です。
無知は人を傲慢にさせ、博識は人を謙虚にする
コウノドリの主人公のモデルになった方が、
大事にされている言葉だそうです。
分からない自分・できない自分を自覚して、
日々の勉強を積み重ねていきます。