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3つの髻

 今日はちょっと煩悩の話。というか私の話。
髻は『もとどり』と読みます。馴染みはないですよね。丁髷(ちょんまげ)の根元で括ってあるやつらしいです。仏教でよく話に出ます。
3つとは勝他、名聞、利養。
しょうた、みょうもん、りよう、と読みます。
大体はこのどれかをほぼ毎日人は繰り返します。
他人に勝ちたいという心
自分をよく見せたい心
損得で考える心
何をするにもこれに縛られてます。

先日旧Twitterをちょっと休止しました。
誰も見てないので何も影響は無いのですが、上記の心に囚われ過ぎた我を落ち着かせようとしての行動です。
私は木彫り作品を作るのでやはりよく見せたい、褒められたい、認めて欲しい、人気が欲しい。
でも全然そんな感じにならない。かと思えばスポットライトがあたる人気な人は毎年でてくる。
伝統工芸を残そうと、そのためには力をつけ目立たないと、という思いが捻じ曲がり邪念として、なぜ私は認められないのかと私を苦しめたのです。まじ煩悩に囚われてます。
こういう囚われの心。
あなたはありませんか?
南無。


なーんつって。
でもそんな思いを抱いたのは本当。
反省しては忘れて同じことを繰り返すのも本当。
やんなっちゃうけどそんな自分を毎度見つけるのはありがたいと思うべきか。

光も色々あります。
自身を照らし己の姿をあきらかにする有難い光。
暗い影を生み出し他者を羨む原因の光。
捉え方次第ですね。

あ、仏法っぽいですね!
関係ないけど写真の刃物は自作です。特殊な刃物。自己流だから未熟だけど使える刃物。
これをネタにまた応援してもらおうとしてます。YouTubeでは笑
でも職人としてはギリギリなので応援してくれると嬉しいです。伝統工芸を残したいのは本当。邪念が常にまとわりついてるけど。
でもそれに気がつきため息と共に反省するのも本当。
^_^悩ましいですな人生。

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