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鹿児島ひとり旅。東京から日帰り弾丸旅行

ある日のこと。翌日のスケジュールを見たら「何も入っていない!」という日がありまして、急遽休みを取って飛行機を予約して、日帰りで鹿児島まで行ってきました。


朝6時台羽田初の鹿児島行き

6時台の羽田発鹿児島行きのフライトに乗るためには、ほぼ始発の電車に乗らなくてはなりません。調べてみるとあるんですね、羽田までの電車が…。

自宅を5時台に出発して、地下鉄に乗ると、さすがに誰も乗っていませんでした。

平日に始発の地下鉄に乗ったことがありますが、その時は結構人が乗っていました。休日はさすがに誰も乗っていない…

地下鉄にも人がほとんどいない

ANAさんの羽田発鹿児島行きに乗りました。6時台の羽田発便なのですが、そこそこ乗客がいます。みんな羽田の近くに泊まってるんかな?

早朝の空は複雑な色合い

この日は雲も少なく空が見えていました。早朝の空は青の色合いが深くて個人的に好きなんです。

桜島が見えてきたら、いよいよ鹿児島空港に到着。

機内からも桜島を眺めることができます


鹿児島空港に到着

鹿児島空港には9時前に到着。羽田を6時台に出発できれば日帰りで鹿児島観光ができそうな感じです。

鹿児島空港の到着出口から出たところに、足湯があります。「おやっとさぁ」は鹿児島弁で「おつかれさま」を意味するらしいです。

鹿児島空港の足湯。早朝ゆえに誰もつかっていなかった…

まだ早朝であるためか、誰もつかっていませんでした。(それもそのはず、9時からオープンだったようです)

鹿児島空港からレンタカーを借りて、鹿児島市内へと出発しました。


仙巌園

まずは鹿児島空港から比較的近い仙巌園(せんがんえん)に向かいました。鹿児島空港からも比較的近く、午前中の早い時間に到着できました。

ここが仙巌園の最も有名な写真スポットかな?

仙巌園は、旧薩摩藩の島津氏の大名庭園でした。鹿児島湾や桜島を見渡せる素晴らしい庭園があります。

仙巌園の一部は、世界遺産として登録されています。

仙巌園の庭園から桜島が見えます

仙巌園はその庭園のすばらしさもありますが、展示されている文化財や、建物もとても素敵でした。

古いお屋敷を見るのが好きでして…

仙巌園の建物内部には中庭があります。中庭は建物との一体感もセットで楽しめて、古い建物の場合は風情があってとても好きです。当時の人はなにを思って中庭をつくったのか、そして当時の人はここでなにを思って過ごしていたのかを考えてしまいます。

昔の人たちが何を考えながらこの中庭を眺めていたのだろうか?


城山公園展望台

続いて、桜島ビュースポットであり、鹿児島の市街地からほど近い城山公園に行きました。城山公園の駐車場に車を停めて、歩いて公園に向かいます。

駐車場から🤏だけ歩いて登ります

城山公園には観光客も地元の人達と思われるみなさんがいました。長崎や函館の有名な夜景スポットほどほど混んでいる感じはしませんでした。

海外からと思われる団体さんが桜島のビューポイントで団体記念撮影をしていましたが、少し待てば写真を撮れるようになります。


桜島がほぼ正面に見えます

このまで桜島のビュースポットばかり立ち寄っていますので、なんだか鹿児島には桜島を見に来ることがメインのようになっている感じがしますね。


西郷隆盛像

西郷隆盛像も鹿児島の観光名所でしょうか。記念撮影用の台座があったり、大人数が待つことができる広場があります。

西郷隆盛さんの銅像を街向かいから撮りました

西郷隆盛さんは明治維新の立役者として歴史の教科書にも登場するほどの有名な人物ですよね。西南戦争で新政府軍として戦いましたが、敗北して、ここ城山にて自害したとされています。

確か西郷隆盛さんって、登録時の手違いで、お父さんと同じ名前になっちゃったのでしたよね…。歴史上の有名な人物にもエピソードがあって親近感がわきます。


知覧特攻平和会館

第二次世界大戦の終戦間際の神風特攻隊の出陣基地として有名な知覧基地。ここから、250kgの爆弾と片道の燃料を積んでゼロ式戦闘機が米軍の戦艦に機体と爆弾ごと突っ込むという作戦が展開されていました。敗戦濃厚だった終戦時の日本の苦肉の策とも言えます。

当時のゼロ式戦闘機。鉄板がとても薄いことに驚いた

当時の知覧基地の近くに資料館として知覧特攻平和会館があります。神風特攻隊の遺品や遺書などが多数展示されており、展示品から伝わる当時の状況を思うたび胸が痛くなりました。

資料館内はほぼ全域が写真撮影禁止になっています。

知覧特攻平和会館の外の公園

幼少の頃、戦争に行っていた祖父から色々と話を聞かされており、神風特攻隊についてはよく知っていました。幼少の頃に知覧を知り、いつか知覧に来てみたいと思っていました。

鹿児島から知覧までは車で1時間ほどで到着します。


指宿スカイライン

鹿児島から知覧までは、指宿スカイラインをドライブしました。指宿スカイラインは薩摩半島の尾根に沿った道路で、途中にいくつかの展望台があり、桜島や鹿児島湾のすばらしい景色を見ることができます。

須々原展望台からの桜島

鹿児島から知覧までの間に展望台が数箇所あり、それぞれ展望台からそれぞれの景色を楽しむことができます。ドライブしながら気づいた展望台は全て車を停めて景色を楽しみました。写真の須々原展望台が個人的には一番好きでした。

指宿スカイラインのどの展望台も混雑はなく、ゆっくり車を停めて鹿児島と桜島の景色を楽しめます。


鳥島展望所@桜島

桜島へは鹿児島からフェリーに車を乗せてやってきました。桜島へは陸路でも行けますが、時間を考慮するとやはりフェリーが便利です。

桜島のフェリーターミナルから反時計回りで桜島をドライブしました。最初に、フェリーターミナルからほど近い鳥島展望所に立ち寄りました。

かつてはここに島があったのだとか

鳥島展望所には、かつての鳥島跡地があります。鳥島はこの辺りにあった沖合の島でしたが、大正時代の桜島山の噴火の際溶岩が海に流れ出て、そして鳥島を飲み込んでしまったようです。

鳥島跡地

100年以上たった今では、鳥島の面影は全くありません。溶岩が1つの島を飲み込んでしまうってことがあるのですね。自然の力は本当にすごい。人間では止められない…


赤水展望広場

続いて赤水展望広場に立ち寄りました。

モニュメント?

これは何だ?と思ってしまいました。その場で調べると、かつてここで桜島のコンサートがあって、その跡地に桜島の溶岩でモニュメントを作ったのだとか。

違うアングルから見るとこちらの写真です。こちらのアングルの方がモニュメントの意図を読み取れそうです。

叫びの肖像というらしい

何も知らないでここに行くと、噴火で苦しんだ人たちを追悼するためのものなのかな、と勘違いしてしまいそうですね…。

近くで見ると迫力のあるモニュメントでした!


有村溶岩展望所

有村溶岩展望所は、なかなかの壮観です。とにかく溶岩がすごい。

溶岩だらけの入り口

駐車場に車を停めて一周歩いてみました。ひとり旅では「道があったら進め」「山があったら登れ」の精神で、頑張っていますw

一周は約1km。歩きました。

上の案内図で左側から時計回りで歩いてみました。この日はとにかく車の運転している時間が長かったので、歩いてみたいという欲望もありました。

桜島がきれい

有村溶岩展望所には、要所要所に展望できるスペースがあります。有村溶岩展望所は団体の観光客さんがいらっしゃいますので、桜島ビュースポットで写真を撮る場合には、しばし待つ必要があります。

そして,ついに…

たしか、あずま屋の近くから

記憶ではあずま屋の近くだったと思うのですが、ここが桜島ビューのベストスポットでしょうか。

本当に良い天気に恵まれた桜島・鹿児島観光だったなぁ、と思いました。


黒神埋没鳥居

鹿児島観光するにあたって調べていた際に、黒神埋没鳥居にとても興味を惹かれました。本当に鳥居が埋まっているのか?埋まった鳥居をなぜそのままにしているのだろうか?いろいろと疑問がありました。

看板があってわかりやすい

桜島の周回道路からわかりやすいように看板があります。この近くに駐車場があるので、車を止めることができます。

黒神埋没鳥居までの入り口

だんだんと雰囲気が出てきますよね。これが旅の好きなところです。

本当に埋まってた!

大正時代の桜島の噴火により、火山灰で埋まってしまったそうです。一度の噴火でこんなに火山灰が積もるものなのか、と驚いてしまいました。

実は元々、この鳥居は背丈がすごく低かったとか…さすがにそれはないですかね。

黒神埋没鳥居は鹿児島県の天然記念物に指定されているようです。


湯之平展望所

ラストはここ。湯之平展望所です。今回の鹿児島の旅で唯一道に迷った場所でした。ナビ使ってたのに…

良い景色でした

かなり山道を登って湯之平展望所に辿り着きました。山道を登っただけに桜島がとても近かったです。迫力ありますね。

夕方に湯之平展望所へと行きましたが、この日はとても天気が良く空気が澄んでいてスマホなのに良い写真が撮れました。

海側の景色

天気が良くて最高だったのですが、さすがに海側は少しだけモヤっぽくなりますね。


桜島フェリー

車ごと積んで移動ができるフェリーです。都内に住んでいると、フェリーに車を積むなんて経験がないために、とても新鮮でした。

桜島フェリー

車ごとフェリーに乗ります。車を停めたら車から降りることができます。料金は1,500円くらだったかな…忘れました。

桜島フェリーにはちょうど日没の時間帯に乗りました。

夕日が綺麗

海と夕陽って映えますよね。スマホだとうまく捉えることができないのが残念ですが、夕日が海面に反射してとても綺麗でした。

桜島フェリーから見る桜島

桜島から鹿児島に向かうフェリーで、桜島方面を振り返ると、夕刻の桜島が見えます。夕刻の景色って綺麗ですよね。桜島から煙が上がっていて、雄大な桜島を眺めることができました。


鹿児島といえば黒豚。黒豚といえば「とんかつ」でしょ!

鹿児島の名物といえば、個人的には、黒豚。豚といえば「とんかつ」ということで、鹿児島の有名なとんかつ屋さんでランチとディナーをしました。

とんかつ黒田さん

鹿児島駅からほど近くの、とんかつ黒田さん。近隣のコインパーキングに車を止めてうかがいました。

とんかつ黒田さんでは、「ミックス特上」定食(3,000円)をいただきました。ひとりだったので、カウンターに通されました。

なんだかコースな予感
ささみ

記憶では、最初に来たのはささみ。ささみのフライがものすごく美味しくてびっくりしたんです。

続いて、各種品々が到着します。

多分、黒豚ロース
エビ大きい
ヒレカツ。これが美味しくて…

とんかつというよりもフライのコース料理のようでした。

お店には11時半頃に伺いましたが、とくに並ぶことなくお店に入れました。ラッキーだったかな?

線路沿いの路面店です


竹亭 田上店さん

晩御飯は、桜島から鹿児島空港に向かう途中で立ち寄らせていただきました、竹亭 田上店産です。

幸いなことに駐車場が1台だけ空いてて、サクッと車を停めて入店しました。

食欲をそそります
とんかつが大きい

ダブルかつ定食をオーダーしました。1,700円なり。

お店の外観です


川久さん(番外編)

こちらは番外編です。以前に鹿児島に出張で来た際に立ち寄りました。新幹線の鹿児島駅の近くで、ランチ時に並んだ記憶があります。

鹿児島駅近くの川久さん

とんかつが柔らかくて衣がサクサク。とんかつはとても大きくて美味しかったです!

川久さんにもぜひ行って欲しいです!


おしまい

無事に飛行機で羽田に。十分に日帰りできるけど,,次は泊まってみたいと思う。

ANA便にて羽田へ

お疲れさまでした!

旅行日:2023年11月

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