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#落語
月刊こしら Vol.91 (2022年12月号) 「僕の異世界ストーリー」
「僕の異世界ストーリー」 文・立川こしら
落語家として27年。28年目を迎える事になりそうです。
こんなに続くとは、入門当時、想像もしていませんでした。
本気で「嫌だったら辞めよう」と思っていたからです。
全く知らない世界、興味すら抱いた事のない世界、私にとって落語界はファンタジーの世界でした。
流行りで言うなら異世界転生モノです。
月刊こしら Vol.90 (2022年11月号) 「子褒めから導き出す、正義の無い世界」
「子褒めから導き出す、正義の無い世界」 文・立川こしら
自分が思う正義が間違っていた場合、強く主張すればする程、後悔は強くなっていきます。また、時と共にポジションを変えるのが正義です。昨日まで悪だと思っていた事柄が、明日には平気な顔をして正義へとポジションを変更する場合があるのです。
これまで私達は、正義と悪は別チームだと考えていました。サッカーでいう所の日本代表VSサウジアラビア代表の戦いです
月刊こしら Vol.85 (2022年6月号) 「安定とチャレンジ」
「安定とチャレンジ」 文・立川こしら
ピンチが訪れた時、大きなチャレンジは歓迎されません。
特に今回のコロナ禍の様な世界的なピンチ時は、より手足が縮こまってしまいます。
これは生き物として正しい行為なのです。
どんな生物だろうと天敵や強敵がいます。今の実力ではどうやっても敵わないという対戦カード。
これは突如降りかかる事が大半です。
前もってわかっていたなら対応できます。逃げればいいのです。距離