ファンの心を絡め取る、日食なつこのブランディング戦略
こんにちは、ダイマツ(@daimatsu_guitar)です。
Twitterを使ってビジネスに取り組んで
成功したいと頑張っているけど、
「価値提供はしてる、でも周りと言ってることが変わらない」
「発信に自分らしさを感じられない」
「自分らしさが何なのか分からない…」
こんなことを感じて発信する手が止まっていませんか？
自分らしさって、衝動的に自分の心に聞いてみたところで
すぐに分かったり「これだ！」と閃いたりはしません。
自分のことなのに、簡単に見つからないからなかなかに厄介です。
じゃあ自分らしい発信ってできないの？
Twitterを使って成功したいけどただの夢物語なの？
と感じるかも知れません。
まあ、もちろん自分らしい発信が出来たらすぐに成功できる、
という簡単な話でもないんですが、
情報発信をする上で自分らしさを出す、というのは
とても重要なことだし、
成功するためには絶対に身に付けるべき要素です。
そこで今回は、僕の大好きなミュージシャン【日食なつこ】が
今年の1月にリリースした最新シングル「うつろぶね」を例に挙げて、
・自分らしい発信とはどんなものなのか
・自分らしい発信ができるとどうなるのか
という疑問を解き明かしていきたいと思います。
この記事を読んだ後には、
・自分らしい発信をすることの重要性
・自分らしい発信をすることのメリット
が理解できることでしょう。
自分らしさとは何か、をじっくり考えるきっかけになれば幸いです。
それでは本題に入っていきましょう！
日食なつこ“らしさ”全開の「うつろぶね」
早速、例として日食なつこの「うつろぶね」について
どういった曲なのかを述べていきます。
この曲は今年、2022年1月26日に配信シングルとして
発売された日食なつこの一番新しいシングル曲で、
もう数日後に差し迫った3月30日に発売される最新アルバム
『ミメーシス』のプロモーション的な役割を担っています。
ミュージシャンが曲を売る時に、
まずシングル2、3曲出してアルバムを出す、
というような流れがありますよね。
まさにそんな感じです。
日食さんは「うつろぶね」だけじゃなくて
その前に「悪魔狩り」「hunch_A」というシングル曲も
出しているので、
この3曲が『ミメーシス』に収録されることは
もう決定事項なんですよね。
しかも「うつろぶね」はアルバムが発売される
直近のシングルということなので、
アルバムを買おうかな？どうしようかな？と
迷っている人への最後の一押しを促すような一曲、
であると僕は考えています。
なぜ「うつろぶね」がアルバム『ミメーシス』の
購買欲求を高めると考えられるのか、
「悪魔狩り」と「hunch_A」には
そういった要素はないのか？
理由を述べていきましょう。
まず一つ目の
・「うつろぶね」がアルバム『ミメーシス』の
購買欲求を高めている
これは「うつろぶね」という曲が持っている
日食なつこの“らしさ”を存分に味わえるからです。
いわゆる「日食なつこらしさ」なんですけど、
彼女の“らしさ”とは一体何なのか。
これはファンじゃないと分からないので、
僕がファン代表として(笑)
日食さんらしさを簡単にお伝えします。
日食なつこというミュージシャンは、
・彼女独特のピアノ弾き語りをする
・作る曲は自分自身のことを歌っているものが多い
・ネガティブな部分を自己開示している
・逆境を乗り越えて這い上がる強い信念を持っている
・世の中の常識を疑わせる曲を作る
・人生について考えさせられる曲を作る
・聴く人にツラい思いをさせる曲を作る
というように、彼女とその音楽の特徴を
思いつく限り挙げてみました。
これだけを見ても、日食なつこの独自性が
見えてきませんか？
これが日食なつこ“らしさ”であって、
彼女しか持ち合わせていないものなんですよね。
で、こうした自分らしさ＝独自性を出して
それを“売り”にすることを「ブランディング」といいます。
“〇〇といえば▲▲というイメージをお客さんに持ってもらう”
と書くと分かりやすいかと思います。
“日食なつこといえばピアノ弾き語り”だよね、とか
“ネガティブな曲といえば日食なつこだよね”とか、
聴く人にパッとイメージしてもらえたら、
ブランディングが成功しているってことです。
で、今問題として挙げている
・「うつろぶね」がアルバム『ミメーシス』の
購買欲求を高めている
というのは、日食なつこのブランディングが
成功しているからこそ成立する話なんですね。
どういうことかというと、
「うつろぶね」は日食なつこのブランディングが
超絶どハマりした一曲で、
これを聴いたらアルバム『ミメーシス』を
間違いなく買いたくなる、
という戦略をとっているのです。
しかも「うつろぶね」は日食なつこ“らしさ”の中でも
『聴く人にツラい思いをさせる曲』で、
以前にも日食さんは「エピゴウネ」という
同じ系統の曲を歌っているんですよね。
ファンからしたら「エピゴウネ」のような
強烈に記憶に残る曲をまた出してくれた！
というめちゃくちゃ歓喜する曲を
作ってくれたわけです。
聴く人がツラくなるように作ったはずなのに、
それを求めるファンがいるから
再び同じ系統の曲を出しても
喜んで聴いてくれるんですよ。
日食さんのブランディングが確実に成功してる、
それはファンが証明してくれています。
なので、「うつろぶね」は『ミメーシス』の
購買欲求をこれでもかと押し上げてくれているのです。
で、二つ目の
・「悪魔狩り」と「hunch_A」には
『ミメーシス』の購買欲求を高める要素はないのか？
こちらですが、これは至極簡単な時系列の話ですね。
ここで、シングル「悪魔狩り」から
アルバム『ミメーシス』発売までの日付を見てみましょう。
・2021年11月3日、シングル「悪魔狩り」発売
・2021年12月18日、アルバム『ミメーシス』発売決定の告知
・2021年12月22日、シングル「hunch_A」発売
・2022年1月26日、シングル「うつろぶね」発売
・2022年3月30日、アルバム『ミメーシス』発売
この流れを見て気づくことはありませんか？
まず「悪魔狩り」はアルバム発売が決まる前に
発売されているので
アルバムの購買欲求を高める以前の問題ですね。
これは、日食さんのブランディングと
「悪魔狩り」という曲名がガッチリとハマった一曲として
ファンの心を掴んでいくためのリリース活動、
そんな位置づけなんじゃないか、というのが
僕の考えです。
そして、『ミメーシス』の発売が決定したほぼ直後に
発売されたシングル「hunch_A」。
この曲はアルバムの購買欲求を高めているんじゃないか？
と思うかもしれませんが、
もしそうした要素があるにしても
「うつろぶね」よりは確実に弱いですよね。
アルバム発売のタイミングを考えると
購買欲求を高めるには時期が早すぎます。
しかもこの曲はとある企業のTVCMのタイアップ曲を
フルバージョンで発売します、ということだったので
アルバムの購買欲求よりは
この曲のフルバージョンを聴きたい！という欲求を
喚起させられて買ったファンが多かったんじゃないかと
僕は感じています。
そして「うつろぶね」が発売されて、
その2か月後にアルバム『ミメーシス』発売。
「うつろぶね」に関しては、
僕は曲を聴くまでこの曲名のイメージだけで
「何だかゆったりしてそうな曲なのかな？」と
思ったほどめちゃくちゃ聴きたい！
とは最初思っていませんでした。
日食さんの新曲だし、買うって決めてるし、
とりあえず聴くだけ聴こうかな、くらいの気持ち
でしかなかったんですよね(本当にファンか？)
で、いざ聴いてみたら…
前奏の時点で自分が持っていた
イメージとのギャップもあってか、
めちゃくちゃテンションが上がりましたからね。
加えて歌詞も「聴く人にツラい思いをさせる」から
もう完全にやられちゃったわけですよ、
日食さんのブランディング戦略に。
「この曲がアルバムに入るのかー！買うしかない！」
一瞬で心を絡め取られました。
さて、僕の大好きな【日食なつこ】というミュージシャンを例に挙げて
お話してきましたが、最後にまとめますと
・自分らしい発信とはどんなものなのか
→あなたの持っているオリジナルな人間性＝独自性を
フル活用した発信
・自分らしい発信ができるとどうなるのか
→あなたの人間性に興味を持ってくれたり、共感したり、
好きになってくれる人が集まってくる
日食さんの持つ人間性、独自性を最大限に
音楽に反映した結果、
それを聴いて「良い音楽だ！」「何て素晴らしい歌詞なんだ！」
と感じた人がファンとなり、作品を買ってくれる。
そして、
・自分らしい発信をすることの重要性
→情報発信において、同ジャンルの発信者と明確な差別化を図れる
・自分らしい発信をすることのメリット
→あなたのことに興味を持ってくれたり、共感したり、
好きになってくれる人が集まってくる
あなたらしさ、いわゆるブランディングを作ることに
成功すれば情報発信をより充実させたり楽しめたり、
良いことしかないわけです。
もちろん他にも外せない大切な要素はありますが
Twitterで情報発信をして成功するためには
間違いなく身に付けておきたい必須要素である、
ということが理解できたかと思います。
それでは今回の記事は以上となります。
あなたらしさ、じっくり考えてみる良い機会になってくれたら
僕も嬉しいです。
もし、自分らしさの見つけ方が分からないと思ったら
僕ダイマツ(@daimatsu_guitar)TwitterのDMで「ブランディング教えて！」と
メッセージを送って頂ければ、相談承ります。
もちろんお金は一切かかりません。
それでは！