田端信太郎さん×MIラボ「医療業界のブランド人になれ!」イベントに参加して
私は以前からTwitter、Voicyなどで田端信太郎さんの本質をつくご意見が大好きだったので、入会させて頂いているMIラボというコミュニティで、田端さんがゲストにいらっしゃると聞いて、念願の田端さんを生で見られる!!と思い、すごく楽しみにしていたのです。
本日イベントに参加させて頂き、田端さんが仰っていたことの中で印象に残った点を以下に書き起こします。
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なぜみんな「ブランド化」したがるのか?…
ブランドがあるもの→値段が高くなる
ブランドが無いもの→値段が安くなる
医療界の場合、保険診療が前提になっている。その条件下では値段の差をつけられない。
そうなると「何のためにブランド化するのか?」となる。
普段プロフェッショナルということとブランドという言葉を同一で使っている。
西洋での3大プロフェッショナルとは医師、牧師、弁護士。それぞれ、受け手側と発信者側の情報の非対称性がすごく大きい。
「ブランド化する」というのは手段。目的とは、なんのためにそうなりたいのかということ。
医療界には保険制度があるために、価格破壊が無い。
サービス業でアッパーが決まっているのは疲弊する。
自分自身のサービスに対しての対価をあげようとするのは難しいかもしれないけれど、その他の稼ぎ方があるかもしれない。(美容師界でのマルチバースを運営されている木村直人さんを例に挙げて)
資格は人にひもづく。普通のサラリーマンよりも資格持ちはポータビリティーが高いため、有利になる。資格があったら新しいことを始めて失敗しても、リスクヘッジになる。
【質疑応答】
Q.医療界には厳しい法規制があるが、発信する側になった場合、そこをどうクリアすればいいか?
A.広告だとリーガル・イリーガルが厳しいかもしれないが、本になると、「言論の自由」が重んじられるために広告よりも規制が緩くなる。そういう手もあるかもしれない。
Q.SNSで患者さんと繋がっている人が多いが、勤務医は患者さんと繋がるのは難しい面があるが、どうしたらいいか?
A.誰だか分からない人にやられるよりは誰かの知っている人にやられたいという人が多い。
しかし、医師と患者では、普通のサービス企業とユーザー側という関係とは違い、そもそもが対等な関係ではない。そのため、何の目的で患者さんと繋がりたいのか、ということになってくる。
Q.勤務医として働いていると、施術に追われてメディア駆使は難しくなってくるが、どうしたらいいか?
A. 人気なのか実力なのかは永遠のテーマ。Orじゃなくてandがあり得る。本当に実力があるならば伝わってこその実力とも思う。学術的な専門知識よりもTVで人気健康特集番組などを見ると、受け手側は学術的な専門知識を知りたいという訳ではないかもしれない。本当にユーザーが求めているもの(インサイト)と皆さんが提供したいと思っていることは違うかもしれない。しかし、医療界にフルコミットしているからこそ知っていることも沢山あると思う。同業の中のレーティングなどのニーズがあるのでは?
Q.ビジネスをする上でチームを組む時にどう選んでいるか?
A. チームを組むということはミスをカバーし合うことなので、この人がミスをしてもしょうがないと思えるかどうか。起きた問題を一緒にカバーし合えるかどうか。
多様性が生まれるという意味では、出来るだけ自分と違う人がいれば尚いい。下手なプライドがない人。(その後に、「これは失敗したなというチームメンバー選びはありますか?」と聞かれたら、「嫌な記憶は消してしまうので嫌な事例はすぐに出てきません。」と仰っていました)
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その他、
「ブランドとはあくまでも手段なので、自分のブランドを、誰に何を伝えてどう役に立つのか?エンドユーザーを考えることが大切。」
「メディアの使い方というのは手段。手段は状況によって変えればいい。私はメディアをそういう風にニュートラルに見ています」と仰っていたことが印象的でした。
私の主人は医療界では無いのですが、有資格士業に従事しており、今回の「医療界に向けてのブランド人を考える」というテーマは、その点でもすごく聴きごたえがある内容の数々でした。
「何のためにブランド化したいのか?」という、そもそもの前提となる点を考えることが大切なんだなぁと考えさせられました。(結果、主人はブランド人になる必要は無いけれど、私自身はずっと専業主婦だったコンプレックスがあるのと、現状子育てをメインで担っているため、フルタイムで働くことは難しい。けれどそんな中でも自身でも稼げるようになってみたいという思いがあるため(小声)、田端さんがご著書で説いていらっしゃることをコツコツ積み重ねていけたらなぁと思いました!)
私が田端さんの「ブランド人になれ!」の中で、特に好きなフレーズ。
「1日5分、10分、人よりも多くひたむきに打ち込めるか。それを努力と思わず夢中になれるか。そうした紙一重の差の積み重ねが何年と続いたとき、アマチュアとプロフェッショナルの間にすさまじい格差が開くのだ。」
私は今、日々の生活の中で、隙間時間にするTwitterとnote(noteは隙間時間レベルではまだ書けないですが 泣)に夢中になっています。8年間社会と離れていて、今も長時間は働けない私には出来ることが少ないから、せめてこの夢中になっているものを積み重ねていこう。自分に出来ることを少しずつ増やしていこう!と改めて思えた、田端さん講演でした。
MIラボさん、素敵な講演を企画してくださって、ありがとうございました!!
MIラボとは、「医療×ITで新しい医療の形をイマジネーションする」ということをテーマにしているコミュニティです。それぞれのフィールドで理念を持ってご活躍されているメンバーが沢山いらっしゃいます。
私のような非医療界の人間でも加入出来ます!私はTwitterで主催者の村本さんと知り合い、0期メンバーとして加入させて頂いております。
0期メンバー飲みがあった時に、子ども達3人連れで参加させて頂いたのですが、子連れ配慮してくださり、我が家の近くで開催してくださったり、我が子が騒いでも(後半結構ひどかった 涙)メンバーの方々も皆さん優しくて(;;)医療は、受け手側としても非常に関心が高い分野なのもあり、参加させて頂いていて、本当によかったと思っています!!
医療アイドルプロジェクトも動いています!ご興味がある方は是非是非「MIラボ」を覗いてみて下さい(^^)
田端さんの「ブランド人になれ!」はこちらです!
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うまく伝えきれたか自信ないので、情報にミスがありましたら、いつでも修正させて頂くので、お気軽にお申しつけください!!
長文お読み頂きありがとうございました(^^)
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