ウィッシュボーン・アッシュ "The King Will Come" 〜 ローマ教皇 フランシスコ による イスラエル 「テロリスト」認定に寄せて
正確に言うと, フランシスコ は「テロリスト」でなく「テロリズム」という言葉を使って, 今の パレスチナ の ガザ地区 における イスラエル の蛮行を非難した(実際には 東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区 においても イスラエルの蛮行には目に余るものがあるのだが, いずれにしても長年!)。イスラエル を名指ししてはいないが, イスラエル による極悪非道の行為に対して 彼がモノ申していること自体は, 誰の眼(耳)にも明らか。
筆者は アブラハムの宗教の信徒ではないし, そもそも無神論者だし, 当然ながら キリスト や キリスト教 や 「最後の審判の日」における「キリストの復活」など 信じるものではないが, ローマ教皇 の 嘆きと悲しみ(彼も人間なのだから 怒り も加えておきたいところだが)に満ちた イスラエル非難 を見た時, 遥か古(いにしえ!)の時代に聴いた ウィッシュボーン・アッシュ の "The King Will Come" を思い出したのだった。
パレスチナ/イスラエル問題は 「宗教」の問題では全く無いが 〜 「西洋」の宗教サイドの代表格の一人による イスラエル非難 は 至極真っ当だ
「パレスチナ問題」の本質は, 「宗教」の問題などでは無い。異なる「宗教」間の紛争などでは全く無い。そして もちろん, 今年10月7日に始まった問題などではない。いわゆる「パレスチナ問題」(「問題」という言葉の解釈次第で「イスラエル問題」と言った方がよいのではとも思うが)の歴史的背景を知る人間にはあまりに常識的なことではあるが(その概観を書いた note については, 次章にリンクを載せた note の 最終章で紹介している)。
さて, 本章の後段に Pope Francis, つまり ローマ教皇フランシスコ のメッセージ(ヴァチカン・ニュース公式アカウントによるツイートがシェアした動画)も 載せたが, 彼が「この秋」以降 かの地で起きていること(その殆どは イスラエルのパレスチナ人に対する残虐な行為, 蛮行を指す; 因みに「この秋」に関わっての「西洋」の欺瞞と偽善については次章)について「テロリズム」という言葉を使うのは, 筆者が知る限り, これが 2回目である(クリスチャンでもないし, そもそも無神論者である筆者は 彼の動きをフォローなどしていないので, もしかしたら 3回以上 言及しているのかもしれない)。
以下, 関連する ツイート群
エルサレム の キリスト教会 の声明
「キリスト生誕の地」ベツレヘム より, 嘆きと悲しみ(と怒り!)の言明
アムネスティ・インターナショナル 事務局長のツイート
ヴァチカン・ニュース
アメリカ合州国 の 共産党 まで, これを ツイート。
そして,
更に,
ローマ教皇 だけでなく, イギリス の ウェストミンスター の ローマカトリック教区を率いる ウェストミンスター大司教 も, イスラエル を非難。イスラエル国防軍(IDF, 実際のところはイスラエル侵略軍 IIF, イスラエル占領軍 IOF 等が 連中に相応しい呼び名だ)を 信用しないと言明。
最後に, パレスチナ系アメリカ人 による ツイート(スレッド)。
2/2
次章は, 本章の冒頭で触れたことに関して。
この秋, あらためて認識した, 今度という今度はつくづく, つくづく, 正真正銘つくづく, つくづく うんざりした 〜 〜 〜 「西洋」の, 欧米の, 彼らの民主主義・自由・公正・公平・平等といった概念の裏にある 欺瞞 と 偽善 と ダブルスタンダード についての 殴り書き, 走り書き, 端折り書き, 要するに 〜 〜 〜 この秋, あらためて認識した, 今更ながら再認識した, 「西洋」の偽善 に関する, ざっくりとしたメモ書き
この秋, あらためて認識した, 今更ながら再認識した, 「西洋」の偽善 に関する, ざっくりとしたメモ書き
次章で, 今日の本題に戻る。
The King Will Come 〜 Palestine 🇵🇸 / to dismantle the apartheid & terrorist regime of Israel created in 1948
Wishbone Ash の "The King Will Come", これは懐かしい。筆者の中学時代, この曲のライヴ・ヴァージョン(以下, 2つ目の YouTube リンク)が 入った 彼らの 2枚組ライヴ盤 Live Dates が 田舎の我が家にあったし(筆者の兄貴が買ったものだったと思う), そのうえ, 成人後 プロのミュージシャンになったその兄貴が リード・ギターを担当して高校生の時にやっていたバンドが, 高校の学園祭で この曲のライヴ・ヴァージョンをコピーしたものを演奏していたのだ。
で, この曲, 歌詞を読めばそのきつい匂いがするほどで(アブラハムの宗教の匂いですね), 中高生の頃は意識しなかったと思うが, その後, これってどう考えても「聖書」の中身の一部を反映しているよなと認識するようになった。どうも「聖書」だけでなく, イスラームのコーラン(クルアーン)にも インスパイアされているようなのだが。
3番の歌詞と言ったらいいんだろうか, 歌詞の途中に出てくる "See the word of the prophet, on a stone in his hand", その "stone" はまるで「インティファーダ」に立ち上がった パレスチナの子供たち, 若者たちが, 不当な占領者であるイスラエルの軍隊の戦車や重武装したイスラエル兵たちに投げつける「石」を 意味しているかのようだ。まるで!
The King Will Come, from Wishbone Ash's 1972 album Argus 🎶
In the fire, the king will come
Thunder rolls, piper and drum
EVIL sons, overrun
Count their SINS - judgment comes
The checkerboard of nights and days -
Man will die, man be saved
The sky will fall, the earth will pray
When judgment comes to claim its day
*Full Lyrics https://genius.com/Wishbone-ash-the-king-will-come-lyrics
The King Will Come, by Wishbone Ash LIVE at Fairfield Halls, Croydon, 1973 🎶
In the fire, the king will come
Thunder rolls, piper and drum
EVIL sons, overrun
Count their SINS - judgment comes
The checkerboard of nights and days -
Man will die, man be saved
The sky will fall, the earth will pray
When judgment comes to claim its day
*Full Lyrics https://genius.com/Wishbone-ash-the-king-will-come-lyrics
Argus 〜 Wishbone Ash's 1972 album
邦題「百眼の巨人アーガス」, 原題 Argus 🎶
Side 1
Time Was
Sometime World
Blowin' Free
Side 2
The King Will Come
Leaf and Stream
Warrior
Throw Down the Sword
Live Dates 〜 Wishbone Ash's 1973 album
懐かしの, "Live Dates" 🎶
この YouTube クリップ, 確かに Vinyl を使っているのだが, 昔々の中世, いや紀元33年頃(笑)に 田舎の我が家にあった 2枚組LP "Live Dates" は LP のサイド順が違って, その通りに記すと以下のようになると思う(というか, 実はその件での断言できるほどの確かな記憶はなく, ウィキ他でチェックした限りでは というのが正直なところ)。
Side 1
The King Will Come
Warrior
Throw Down the Sword
Side 4
Lady Whiskey
Phoenix
Side 3
The Pilgrim
Blowin' Free
Jail Bait
Side 2
Rock 'n Roll Widow
Ballad of the Beacon
Baby What You Want Me to Do
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?