いいんですか?の一言が私を変える
何気ない会話から、話題を”本”に関することへ繋がるように、しつもんをしています。
最近どんな本を読んでますか?
印象に残っている本はありますか?
好きな作家さんはいるんですか?
こんな感じのことを聞くと、ほとんどの方は楽しそうにご自身のお話をしてくれます。
私は目の前の方が、どんな本を読まれているか知りたいんです。本にまつわるエピソードを聞くときは、私が知らないことが多くて勉強になることばかり。そして、お相手が楽しそうな様子も嬉しい瞬間です。
私の読書量を増やしてくださった御三方
ここ2〜3ヶ月、読書量が増えました。人との会話の中で、読書の話題を出してみると、話題にする本は面白そうな本ばかり。
私の印象深い本に出会った、代表的な友人3名をご紹介します。
Fさん
「そういえば、ミステリー、推理小説を読んでました。
”宮部みゆきさん”が印象的です。
男性作家はあまり好きではないんですが、宮部さんの物語はすんなり読めて面白かったんです。」
私は早速宮部みゆきさんの本を購入しお伝えしましたら、Fさんはびっくりされていて、嬉しそうにしていました。
Mさん
中原中也さんや東野圭吾さんの話題で盛り上がりました。
東野圭吾さんの「さまよう刃」を貸してくれました。私はすぐに映画を見ました。少年法についての内容にショックなことも多かったのですが、勉強になる1冊でした。
中原中也さんの本も貸してくださり、なんとも言えない不思議な世界観の話で盛り上がりました。
Mさんは還暦を迎えていますが、学生の頃に読んでいた本だったらしく、その頃の思い出も一緒に話をしてくれました。
Kさん
東野圭吾の加賀恭一郎シリーズが好きみたいで、”加賀シリーズ”と呼ばれるものだけ集めています。映画では主人公の加賀恭一郎を阿部寛さんが演じられていて、ストーリーにマッチしてとても面白かったと楽しそうに話をしてくれました。
私はハマりすぎて、一時期主人公の”加賀恭一郎”っぽく、過ごした時期があります。
読まれてきた本への思い入れを聞いていると色んなエピソードを聞けて面白いです。ご自身のどんな時期に読んでいたのか、その頃の思い出と一緒に話をしてくれることもありますので話が尽きません。
友人の知らなかった一面も知ることができるのも本のおかげです。
優しい気持ちを受け取る
本について会話を続けていると、ほとんどの方が言ってくださる一言があります。
「今度持ってきましょうか?」
私は一瞬躊躇してしていました。
人から何かをいただく時に、必ず一言断りを入れてしまっていたのです。
「いえいえ、そんな悪いから、いいですよ」
社交辞令のように、この一言断りを入れることが良しみたいな考えがあると気づきました。
しかし、こうして文字にしてみると、私の返事は変だと感じます。
人のご好意の何が悪いの?って…
そんな私の変な返事にも、相手の方は必ず一言返してくれます。
「いえいえ、全然気にしないでください。今はもう読んでませんので、大丈夫ですよ」
本当にお優しい方です。改めて、人のご好意は、まず受け取ると心改めました。
いいんですか?
どこかで聞いた、お笑い芸人のコンビだったか忘れてしまいましたが、2人のやり取りでハッとしたことがありました。
何かのテーマソングを制作していたのか、それをお披露目するかどうかのやり取りの会話です。
ついに楽曲が完成したようなことを相方に伝えて
「聞いてみますか?」
って問いている。
その相方の返答が私の心に刺さりました。
「いいんですか?」
断りもせず、何かもったいぶるように、リスナーに期待を持たせつつ、面白くする返しに面白くて感動しました。
私は今まで「いいんですか?」って言った記憶が出てこない。言っていたかもしれませんが、何故か今の私の心に刺さり木霊しています。
これを機会に「いいんですか?」って伝えるようにしています。
たくさんの本に囲まれて幸せ
「いいんですか?」この一言を相手に伝えた結果、たくさんの本に囲まれております。
ここ1ヶ月でお借りしている本が10冊ほどあります。これらの本は相手の方の心もいただいた証です。大切に読んで、新たな会話の種としてとっておきたいです。感謝感謝でございます。
しかし、いつ完読できるかわからず、焦る気持ちを抑えつつ今読んでいる本を楽しみます。
今日のしつもん
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