今年の夏を乗りこえるためのレシピ
私は温のある牛乳が苦手だ。ぬるい牛乳と熱い牛乳は飲めない。匂いや味だろうか。口元に持っていくこともできない。
そして、牛乳とご飯は合わないと思っていた。
なのに、この小説を帰りの電車の中で読み、突然『牛乳・ご飯・温』 という組み合わせに挑戦した。
本の最後の方に『アロス・コン・レチェ』 というお米を牛乳で炊くというスペインのデザートが出てくる。
このデザートを英語では『ライスプディング』というと書いてあった。
『牛乳ご飯』だったら絶対作らないけど、まさにネーミングに魅かれた。
『材料が全部家にあるなぁ。あ~やってみよう。』
苦手な組み合わせなはずなのに、突然思い立った。
いけた。
できたては、お米がじんわり溶けて?とろとろしていて、砂糖の甘さがやわらかくにじみ出ていて、おいしい。
冷やすと、少し固めになり、ほんのり甘めになって牛乳感も減る。
どれだけいい感じだったか、全然伝えられていないけれど、
温かくても冷たくてもおいしかったってこと。
今は暑いので、冷やして食べている。
暑すぎて全く食欲がなかったけど、これだけを食べ続けていたときもあった。それぐらいいけた。
火にかけている間はこまめにかき混ぜる必要があるので
もし気が向いたら、トライしてみてください。
作り方は検索して、自分なりにアレンジした結果なので参考程度で。
<食材>
レモンの皮(1個分)
お米1/2cup
牛乳 400cc + 好きなだけ
砂糖(グラニュー糖) 大1または2(お好きに)
シナモン(粉末) 好きなだけ
<作り方>
①レモンを削るやつ?削り節みたいなのか細かくする。
②①とお米1/2cupと牛乳400ccをお鍋に入れて1時間置く。
③初め中火で、グツってしてきたら、弱火で時々お鍋の底からかき混ぜる。
(※1)
④お米が好みの固さになったら、好きな量の牛乳(※2)と砂糖(グラニュー糖)を入れる。
⑤また、お鍋がふつふつしてきたら火を止める。シナモンふっておわり。
※1 お米の固さは好みだから、火にかける時間は好みで。
私は30分。冷やすとちょっと固くなる。
※2 デザート全体の出来が固めがいいなら、入れない。
もっと液体感!と思うならたくさん入れてみる。
もし作られた方がいたら、どんな風に感じられたでしょうか?
これが私の今年の夏を乗りこえるアイテム候補の一つ。
いつか本物を現地で食べたい。