ともに時間を過ごすこと。
何をするわけではない。
大切な人と、クーラーの効いた部屋に集まり、
テレビでオリンピックやニュースを観ながら、思い思いに話し、ときにおやつを食べたり、食事の時間になったら、ご飯の準備をして、同じものを食べる。
古き良き、団らん。
テレビとクーラーと食べものが、家族をまとめるお手伝いをしてくれる。
この時間が、大切なのだ。
たぶん、なりより。
これを守るために、
お互いを思いやる気持ちで、なんてことないことをする。
どらやき半分つで食べよう、とか、
なんか、かゆい、蚊に刺されたかも、とか、
ご飯まぜといて、とか
お風呂先は入っていいよ、とか。
ひとつひとつ、組み立てるようにね。
そうすると、バラバラだったものがつながって、ひとつになっていく。
何も特別なことはない。
だけど、特別になるものたちだ。
そう思うと、
この猛暑にもありがとね、と言いたくなるね。