夜と霧 〜読書感想文〜

■今回読んだ本


■感想
初めは、強制収容所という特殊な状況下にのみ当てはまる心理状態を描いている、と思いながら読み進めていた。
しかし、ページをめくるにつれ、私にも当てはまる部分が大いにあるのではないかと気付かされていった。
その気付きに圧倒される中、本書の終盤で述べられた、「生きるとは何か」という壮大なテーマに対する、筆者の答えに辿り着き、ただひたすら衝撃を受けた。
強制収容所という、現代日本人にとっては極めて特殊である環境にいた人間の心理状態から、日常の生き方に大きな影響を与えられたことに、私は驚きを隠せないでいる。

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