大島裕/雑木の庭師

造園会社「大宏園」 代表。「すべてに意味がなければデザインとは言えない」を胸に42年、…

大島裕/雑木の庭師

造園会社「大宏園」 代表。「すべてに意味がなければデザインとは言えない」を胸に42年、森のような雑木の庭を造り続けています。趣味は川釣り。庭や自然から学んだことを言葉にしていきます。https://www.instagram.com/daikouen_ooshima/

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雑木の庭づくり42年の庭師が皆に知らせたい「森から虫が消えつつある」異変

私は、雑木を使って、森のような庭をつくる庭師です。 都会にいても、自然を感じられる庭を造り続けて、42年が経ちました。 弟子も増えましたが、庭づくりを人任せにはしません。 お施主さんに話を伺い、図面を引き、木や石を選び、現場で土を触り、庭を造り上げていきます。 庭や森から虫が消えつつある数年前、仕事をしていて、気づいた異変があります。 それは、庭から、「虫が姿を消しつつある」ことです。 庭づくりをしていると、の虫を目にするのが当たり前。虫を見ると、都会の自然も捨てたものじ

    • 雑木の庭をつくり続けて42年の庭師が考える「これからの日本の庭」(雑木の庭師/大島裕)

      季節の変化を感じることができる「雑木の庭」「雑木の庭」は、山に生えているような木々や草花を使ったお庭です。都市に暮らしながら、自然を感じられるのが特徴です。どんな時代でも日本という土地に住んでいれば、日本人としての感覚を持っています。特に庭に興味のある人は日本の風土に自生する自然味あふれる木々を好まれます。 私がよく使う雑木は広葉樹の中でも落葉するものです。一般的な広葉樹は、モミジやヤマボウシ、エゴ、シデなど。四季の変化によって、新緑から紅葉まで楽しめるだけでなく、窓際に植

      • 【自己紹介】雑木の庭づくりは、渓流釣りが教えてくれた(雑木の庭師/大島裕)

        はじめまして。造園会社「大宏園」代表、「雑木の庭師」大島裕です。 42年間、全国で500件以上、自然を感じられる庭を造り続けてきました。 「雑木の庭ってどんな庭?」と思う方も多いと思います。 私の雑木の庭づくりでかかせないのは趣味の渓流釣りで学んだ自然のルール。庭づくりは、自然が教えてくれました。 「雑木の庭」は、山に生えているような木々や草花を使ったお庭です。都市に暮らしながら、自然を感じられるのが特徴です。 今回は、自己紹介を兼ねて、もう少し深ぼって、自然が教えて

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