あなたが就活塾から知らないうちに"搾取"されている3つのモノ
こんにちは。
私は"だいこれ"と言います。
元々は「大学生はこれを見ろ」という情報サイトを運営していたのですが、なんとなくTwitterで質問箱を始めたら毎日大学生からの質問に答え続けるマシーンと化しました。
普段は、大学生からの質問に答える傍ら「就活で失敗しない方法」みたいな有料記事を6,980円で公開して大学生に感謝されたりしています。
これもう分かんねえな。
さて、上記DMのリクエストにお応えして、本日は「就活塾」についてお話します。厳密に言うと、
就活塾
就活コミュニティ
就活支援団体
就活アカウント(個人)
などの「就活を教える団体、及び個人」を全て『就活塾』と定義してお話します。
えっと…就活塾ですか…。
全部クソです。
失礼しました。
全部がクソではありません。
90%くらいかな。90%はクソです。
近年の就活塾はトラブルが本当に多い。
日経新聞でも記事になっていますが、表に出てくる話なんてごく僅かです。
それも、そのはず。
実は、多くの大学生は就活塾から"搾取"されていることにそもそも気付いていないのです。
そこで今回は、
『就活塾があなたから搾取したいモノ』
について解説します。
就活塾の狙いを知っておけば、お互いがお互いを利用できる。
Win-Winの関係なら乗っかれば良し。一方的な搾取を狙われているのなら、逆にこっちが利用してやりましょう。
就活塾の目的とは
まず、大前提として、99%の就活塾は、
「お金を儲けるため」
に運営されています。
こういう話をすると、
みたいなキッズが現れますが、あなたのために生きてる人間なんていません。キッズは高校生までにしてください。
話を戻します。
「お金を儲ける」は悪いことではありません。就活指導の対価を受け取るのは当然の話です。
ただ、就活塾がクソなのは、
「どこにもお金は発生してませんよ〜」みたいな顔をして学生を信頼させた後に”騙し討ち”するから
です。
就活塾は”無料”を自称します。
対面イベントなら「参加無料」と宣伝し、就活アカウントなら「無料で情報発信」と胸を張り、就活コミュニティなら「無料で仲間が作れる」と呼びかけます。
でも、その後に続くのは、次の3パターンがほとんどです。
学生の未来を搾取する
学生の労働力を搾取する
学生のお金を搾取する
詳しく見ていきましょう。
【パターン1】学生の未来を搾取する
新卒学生の価値は約100万円です。
新卒採用は学生の戦いだと思われがちですが、企業も必死です。新卒で人材を確保できないと、長い目で見て企業は死んでいく。
そのため、企業は1人の学生を採用するために100万円ものコストをかけています。
そこに多くの就活塾が目を付けました。
就活塾は新卒採用を行う企業に提案するのです。
企業にとっても悪い話ではありません。
学生を確保できる上に、内定承諾されるまでお金がかからないなら断る理由もない。おまけにちょっと安い。
契約は成立です。
さて、今度は無料の就活指導で集めた学生に向かって、こう伝えるのです。
学生が断っても諦めません。
「良い企業だから」「勉強になるから」「視野を広げなきゃ」
耳触りの良い言葉を並べて、何がなんでも選考に参加させようとします。
そりゃそうです。
就活塾にお金を払うのは採用企業。おまけに、学生が内定承諾してくれないと就活塾には1円も利益が発生しないのです。
そして、恐ろしいことに、就活塾のスタッフは熟練のプロ。社会を経験してない学生の意思を変えさせることなんて簡単です。
そうやって学生を志望度の低い企業に斡旋するようになります。
そういえば、最初に紹介したDMにも似たようなお友達が登場しましたね。
有名大学で大手志望。就活へのやる気も充分。
そんな学生が就活塾に入った途端に宗教臭くなってベンチャー志望になる。
就活塾が学生の価値観を変えたんです。そして、それは学生のためではありません。
「就活塾が儲けるため」です。
【パターン2】学生の労働力を搾取する
ガチ営業の人材って確保しづらい。
営業形態は飛び込み訪問や、電話営業。
商材はウォーターサーバーや光回線に外壁塗装。
昔から存在する利益率の高い古典的な営業です。当たれば簡単に利益を出せますが、100人に営業して99人に断られる無作為な営業を理由なく行う人間はあんまりいません。
そう、理由です。
理由があれば、人材は確保できるのです。
理由はお分かりですね?
無料の就活指導で集めた学生に、こう伝えます。
時給が発生するなら良い方です。
悪いところは「完全歩合」にして、成約が取れない限り学生に1円も入らないようにする。
もっと悪いところは「就活塾のカリキュラム」という体裁で、給与が全く発生しない。だって、労働じゃないし。就活指導のカリキュラムだし。
「就活のため」と信じて、縁もゆかりもない企業の利益のためにタダ働きすることになるのです。
【パターン3】学生から大金を搾取する
オープン空間で集客。
クローズド空間で販売。
これは高額な商材を販売する基本です。
元々は「誰でも月100万円稼げる!」みたいな情報商材を売るときによく使われた手法でした。
誰もが見ているオープン空間(twitterやブログ、youtube)では就活本からパクってきた無難な就活情報を流してフォロワーを増やす。
集まったフォロワーはクローズド空間(公式LINEやコミュニティ、対面セミナー等)に誘導して高額な商材を販売します。
就活アカウントを見ている人は、こんな文言をよく見かけませんか?
さぁ、ここからは茶番の始まりです。
無料で絶対内定できるはずの公式LINEに登録すると、就活アカウントは苦渋の決断を行うらしいですよ。
茶番です。
最初から、高額な「就活コンサル」を売るのが目的だった訳ですね。実際は、この前段階として「動画コンテンツ」や「インターン締切まとめ」みたいなものを配布して信頼度を高めていたりしますが、結論は同じです。
ただ、本当に"絶対内定"なら確かに30万円の価値はあるかもしれません。
本当なら。
本当なら冒頭みたいなニュースにならないんですけどね。
まとめ
就活塾は90%がクソです。
もちろん、10%の就活塾に通ってハッピーエンドになる学生もいます。
大切なのは"バランス"です。
学生が志望する企業へ紹介してくれるなら良い就活塾です。報酬を支払った上で営業をカリキュラムにしてくれるなら良い就活塾です。適切な値段でみっちり指導してくれるなら良い就活塾です。
ただ、やはり業界全体を見渡して見ると、
「親切な顔をして近付いて、与えたモノ以上を奪っていく」
そんな就活塾が多いのは事実です。
そして、奪われたことにすら気付いてない学生も多い。
さて、こうなってくると現役就活生は困ってしまいます。世の中に誠実な就活塾は少ない。
初めての就活なのに、一体だれを頼れば良いのか。
困ったときは、だれが助けてくれるのか。
大丈夫。
安心してください。
実は、あなたに悪意を持たず、誠実に就活指導をしてくれる場所があるのです。おまけに、その場所では就活の本質に触れることが出来ます。
その場所とは、
この「就活で失敗しないための本質の話(6,980円)」の中に記載されているので、興味のある方はどうぞ。
…あれ?
私、最初に言いましたよね?
「就活塾(個人含む)なんて全部クソ」だって。