何気なく使っている言葉に束縛されていませんか?
「正社員」という言葉への違和感
私は20代のころ、正社員にとてもこだわっていました。
非正規で働いている友達を心配したこともあります。
今となっては大きなお世話に思えますが、当時は狭い価値観のなかで生きていたものです。
そんな私が働きはじめたころから20年経ちました。(現在42歳)
終身雇用・年功序列から、成果主義、働き方改革、ダブルワークなど、働くことへの価値観は時代とともに目まぐるしく変わっているのに、正規、非正規という呼び名は変わっていないのです。
いい加減、正社員(または正規社員)の「正」という字から解放されても良い頃では?
その働き方じゃないと正しくないの?
生きていくために働く(お金を得る)ことはあったとしても、
働くために生きるということはないはず。
何気なく使っている言葉って大事です。
今日から、
「私は正社員『ただのしゃいん』です。」
そう自己紹介しようと思います。
ここで終わろうかと思ったのですが、もう一つ違和感を感じる言葉がありました。
「従業員」という言葉への違和感
社員も従業員も同じ意味合いのように聞こえますが、「従」という言葉が強力です。
会社に従うという部分は、間違ってはいないとは思いますが、そこまでへりくだらなくてもいいのでは。とても束縛する力がある言葉だと感じます。
私の妻は社員が数万人の某企業に勤めていますが、そちらでは、「従業員」ではなく「社員」という言葉を使うポリシーがあるそうです。
いいなあと率直に思います。
会社の一員ということで社員、私はこちらのほうがとてもしっくりきます。
アニメや漫画でおなじみワンピースのなかで、
主人公ルフィは誰かを自分の船に誘う時、
「俺の手下になれ!」とは決して言いません。
では、どう言うかというと、
「俺の仲間になれ!」です。
海賊の一員というわけです。
仲間、チーム、メンバー、、私がとても好きな言葉で、私が勤めている会社でも、そう呼ぶことがほとんどです。
今一緒に働いている仲間は、一緒に乗り合わせた乗組員。
同じ目的地に向かって汗をかく仲間たち、そんな感覚で働けば、仲間のために体を張るのも悪くないものです。
自分の向かおうとしている目的地に今の船が向かわないと思うなら、
あなたが舵をとりに行ってもいいし、船を乗り換えることがあったとしてもいいでしょう。
働くのは働く人の自由である、私はそう思っています。
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