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「お化粧しない面接対策」ナチュラルな自分を魅せる為には?

これまで1000人以上のキャリア相談に乗り、100人以上の転職を支援してきた黒岡です。

今日は、【面接対策】についてnoteを書いてみたいと思います。

先に申し上げますと、私は面接対策が嫌いです。笑

なぜなら、面接対策によって、お化粧をしてしまうと【入社後の活躍】に繋がらないからです。

転職活動や採用におけるGOALは「入社後活躍」です。

入社後活躍の為に、双方が理解し合う場が「面接」です。

仮にお見送りになったとしても、「むしろフィットしないのだと教えてくれて有難い」と思うべきでしょう。

全ての人にフィットする環境など存在しないので。

その為、今回のnoteでは「入社後活躍」を実現する為の「面接対策」というテーマでnoteを書いていきます。

小手先の面接テクニックというよりは、ナチュラルなあなたを魅せる為に、という視点で書いていこうと思います。

ぜひ読んでいただけると嬉しいです。


自分と向き合う

①現職と向き合う

何度も面接をしてきている面接官からすると、どれだけ面接の場で繕ったとしても、本心は見えてしまうものです。

そして、「現職をどうしても辞めたい」という人の雰囲気は面接で分かります。言葉の節々から「今の会社への不満」が見えてくるのです。

そこで、面接官の立場になってみてください。

私が面接官なら、「この人はうちでも同じ様に不満を抱えたり、ネガティブに捉えてしまうのでは」と見てしまうでしょう。

そうならない為にも、会社をどうしても辞めたい時にこそ、この問いを自分に投げてみましょう。

この問いを投げた上で、現職においても道を切り拓く機会を探ってみましょう。

その上で、「現職での道も探りつつ、外の機会も視野に入れる場」位のイメージで挑む方が面接は上手くいくものです。

②自分のWill-Can-Mustと向き合う

闇雲に数十社応募して、どの会社も受からず路頭に迷う人が本当に多いです。

その結果、本来受かるはずだった企業にもお見送りとなり、満足できる転職先を見つけることができない方がいらっしゃいます。

それは本当に勿体無い。

面接対策として「伝え方」を工夫する前に、最も大切な事は、下記です。

Will(やりたい事・なりたい姿)、Can(強みや経験)、Must(企業から求められる事)を言語化し、それと合致した企業や求人に応募していく事。

そもそもここが合致してないと、どれだけ「伝え方」を工夫した所で一向に内定は出ません。

なので、応募企業や面接での伝え方を考える前に、何よりも大切なのは、自分のWill-Can-Mustと向き合い、フィットした企業への応募をすることが大切です。

採用企業と向き合う

③企業の「採用背景」を想像する

現職と向き合い、自分のWill-Can-Mustと向き合ったら、ようやく応募企業と向き合うプロセスへ。

面接とは、闇雲に自己アピールをする場ではありません。

応募企業のニーズを自分の経験やスキルが満たすと判断された場合にのみ「内定」は生まれます。

その為、第一に考えるべきは、「なぜ、その企業はその求人を採用しようとしているか?どんな人を求めているか?」です。

エージェントから聞いても良いですし、カジュアル面談で聞いても大丈夫。

聞き方としてはこんな聞き方をしてみましょう。

「今回のポジションで御社が求めている人物像はどんな人ですか?」
「なぜこのポジションを採用することになったのですか?」

ここで出てきた答えに対して、自分自身の経験やスキルがどう合致しているか?を説明していくことが大切です。

④企業の「採用基準」を想像する

採用背景が見えてきたら、次に考えるべきは、「採用基準」です。

一般的に、ほとんどの企業は、「採用基準」を社内で設定しています。

なぜなら、採用基準がないと、面接官によって評価のムラが出るからです。

評価のムラが出ると、「なんとなく気が合うから」や「話が盛り上がったから」等、面接官との相性で選考結果が出てしまい、公正な選考が出来なくなってしまいます。

そうならない為に、企業は「採用基準」を設けます。

そしてその採用基準は、「既に自社で活躍してる人」や「経営陣のキャラクター」や「バリュー」等から言語化します。

その採用基準に自分の経験やキャラクター、性格が合致しているのであれば、その点をアピールしていきましょう。

スタートアップ等であれば、活躍人材はWantedly等で社員インタビューが出されているので、社員インタビュー等をチェックし、

を想像しましょう。

そうすると、「この会社はとにかく量にコミットする人を評価するんだな」とか「この会社は一人一人のお客さんを大切にする人を評価するんだな」等見えてきます。

その採用基準に対して、自分の強みやスタイルをアピールしていくことが重要です。

⑤採用企業での「活躍イメージ」を想像し共有する

入社後、「入社先企業で活躍できるか?」に責任を持つのは、応募企業でなく「自分」です。

そのスタンスを持った上で、「入社先企業でどの様に活躍できるか?」を企業と共有し合えるか?が重要です。

そこで、考えるべきは、下記です。

WHO:誰の
WHAT:どんな課題を
HOW:どの様に解決してきたか?

営業職の方ならわかりやすいでしょう。例えば私の経験なら、下記の様になります。

WHO:スタートアップ企業の経営、人事部
WHAT:事業成長や事業課題解決の為の「採用」
HOW:スカウトやキャリアコンサル、採用コンサル

この「誰の、どんな課題を、どの様に解決してきたか?」を抽象化して、それが採用企業でも活かせる事を面接の場では伝える様にしましょう。

⑥採用企業との「中長期でのマッチ度合い」を想像し共有する

採用企業は、短期的に活躍してくれる人なら「業務委託」等で採用するケースもあります。

ただ、あくまで「正社員・無期雇用」として、「長く自社で活躍してくれる人」を採用すると考えると、正社員の面接では、「短期的な活躍」でなく「中長期での活躍が想像できるか?」を面接では見ます。

そこで見極められるのが、

①候補者のありたい姿と会社が求める人物像の一致
②会社が目指すビジョンと自身のビジョンの一致

になります。最終面接で最も見られるのがここでしょう。そこで、想像すべき問いが下記です。

この辺りをしっかりと言語化し、面接には挑みましょう。

これを本音で伝えてお見送りになったのであれば、むしろ幸せだと思います。

なぜなら「あなたが中長期で活躍や幸せができる場ではなかった」という事なので。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ここまで読んでいただけた方には伝わったかと思いますが、面接対策は、自身を綺麗に繕うものではありません。

「入社後活躍や幸せ」というGOALに向かって、1時間という短い時間で、採用企業と擦り合わせを行う為の「準備」です。

ただ、この準備を一人で行うのはそう簡単ではありません。もし、まずはカジュアルにキャリアに相談したいとのことであれば、いつでもご連絡をください。


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