【思煙】目的が支配する現代で、シーシャを吸う意味を考える
シーシャ。中東由来の水タバコ。
フレーバーと呼ばれる香り付けされたタバコ葉を炭で加熱し、味と香りを楽しむ喫煙具である。
シーシャを吸ったからといって、カロリーが摂取できるわけでもないし、消化酵素で分解されて血肉になるわけでもない。ニコチンを含む歴としたタバコである以上、むしろ人体には有害である。
それでもシーシャは、少なくない人々を魅了し、その提供を生業に選ぶような奇特な人まで現れる。
「人はなぜシーシャを吸うのか?」
筆者自身、シーシャを嗜むようになって4年が経った